今回ご紹介するのは、手作り木製ハンガーラック(子供服用)です。

これ👆
幼児や小さいお子さんはすぐに服をよごして何枚も取り換えるので、とにかく数が大量になりますよね💦
洗濯→干す→取り込む→畳む→収納
という作業は大変すぎるので、今回は洗濯した物を掛けっぱなしにしておけるハンガーラックを作ってみました。

衣類除湿乾燥機で乾かし、そのまま掛けっぱなしにして溜まったら上のラックに移動させる感じで使います。

👆実際に使っている現在の様子です。
上のハンガーラックはハンガーを掛ける部分が2列ですが、もう1つシンプルな1列タイプも作ってみました。

こちらです👆

厚手のアウターなどを掛けています。

ちなみに一番上に余っていたスノコを取り付けました。
やや不格好ですが靴などを載せておくのに便利です。
このページではハンガーラックの材料と大まかな予算、作り方などをご紹介します。
☑すぐに見たい項目があれば下のContentsからお選び頂けます
Contents
子供服用木製ハンガーラックの材料
・プレーナー材(19×19×1820mm)…10本
・金具…12個
・ワイヤーネット…4枚
・結束バンド(タイラップ)
・木工用ボンド
・ネジ

上から2段はワイヤーネットを取り付けて棚にしています。


ワイヤーネットと金具は100円ショップのセリアで購入しました。
ワイヤーネットが合計440円、金具が3セットで330円です。

ところで、もうお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが…
このハンガーラック、非常に細い木材で作っています。
すぐ折れるんじゃね??

ハンガーラック(2列タイプ)で使用した木材は、プレーナー材19×19×1820mmです。
ホームセンタームサシで価格が税込み208円。
これを10本使っているので木材の材料費は合計2,080円です。
もう少し太いものですと👇


21×30mmで298円
19×38mmで338円
となっています。
やっぱ19×19mmにしとこ💦
木材と金具、ワイヤーネットの費用を合計すると2,850円になります。


他にも安い木材はありますが、表面処理されていないのと、節の部分に穴が開いていたり曲がっているものが多いです。
表面のヤスリ掛けや曲がりの修正など手間をかけてもいい人なら、これらの木材もアリですね!

正直言って、強度はあまり無いと思います。
手でさわるとグラグラします。
実はこのラック、はじめは試作品として作ってみたのですが、
「あれ?案外良い感じじゃん」
となり、実際に使用することにしました。
グラグラして頼りないのですが、3ヶ月経った現在でも問題なく使えています。
とは言うものの、「もう少し頑丈な方がいいかも…」と考えて作ったのが1列タイプのハンガーラックです。
・2×4 6フィート…2本
・1×4 6フィート…1本
・プレーナー材(21×30×1820mm)…1本
・金具
・木工用ボンド
・ネジ
👆2本の2×4材を上部の1×4で連結するだけの単純な造りです。

ホームセンタームサシでの価格は2×4が348円、1×4が228円でした。
プレーナー材が298円で、木材の材料費は合計1,222円です。
これに100円ショップセリアで買った金具2セット、ムサシで買った金具2個を合計するとだいたい1,900円くらいになります。
DIY木製ハンガーラックの作り方
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STEP1切る木材を適当な長さに切り分けます
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STEP2ヤスリ掛け切断面や角を紙ヤスリやサンダーで仕上げます
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STEP3組み立てる基本的に木工用ボンドで接着して組み立てます。金具はあくまで補助的です。
STEP1 切る
おおまかな寸法は上記の通りですが、お好みのサイズに調節してください。
また、棚と棚、横棒と横棒の間隔はどんな服を掛けるかで変わるので、みなさんが使いやすい寸法にしてください。

2×4で作った方は足の部分を👆のように加工しました。

太さが19×19mmのプレーナー材はのこぎりでも簡単に切れます。

2×4材をのこぎりで切るのは大変💦
丸ノコがあれば簡単に切ることができます。
丸ノコは案外安価に売られていますのでこれからDIYをしていくなら買っておいたほうがいい工具です。
ですが、ほとんどDIYしない場合はレンタルすればOK!
DCMカーマの一部店舗にある「みんなの工作室」では格安(会員なら無料)で電動工具を使うことができます。


ちなみに僕が使っているのは値段が安いDCMブランドの165mmタイプです。
※現在はカラーが白に変わっています。
よく『丸ノコ選び方のポイントとおすすめ人気機種 BEST10』とかを見ると、結局高価な機種をおすすめしています。
でも7,000円ちょっとのDCMブランドでも十分使えますよ♪
ただ、刃の外径サイズは147mmより165mmを選んだほうがオールマイティに使用できると思います。
STEP2 ヤスリ掛け
今回使用した木材の表面は初めからキレイになっています。
ただし切断面のギザギザや、角ばった部分は危ないのでヤスリで削ります。

紙ヤスリでも出来ないことはありませんが・・・
相当な苦行。
電動工具を使わないとDIYが嫌いになると思います。
僕が使っているのはAmazonで買ったPrimero(プリメロ) という謎のメーカーもので、3,000円以下でした。
手のひらサイズで軽いので女性でも疲れません。
サンディングペーパー(#80・120・180×各6枚)が付属してくるのでいきなり使えるのも嬉しいポイント✨
僕は説明をよく読んでなかったので、別売りのペーパーを買ってしまいました😢

安くて使い勝手もいいので気に入ってますが、1つだけ注意点があります。
それは、集じんフィルターがついていないので粉じんがそのまま排出されることです。
屋外で作業するなら問題ありませんが、屋内で使うなら集じん機を接続したり、排出部分に布袋などをかぶせたほうがいいでしょう。
STEP3 組み立てる
組み立てに使うのは基本的に木工用ボンドです。
上手に接着するコツはただ一つ。
たっぷり塗ること!
量が少ないと殆どが木材に吸収されてしまい、表面に残りません。
はみ出すくらいに塗ってください。
余ったボンドは濡れ雑巾でふき取ればOK。
乾いたら透明になりますので問題ないです。



主役は木工用ボンドで、補助的に金具と木ネジやコースレッドを使います。

2×4材にコースレッドを留める時には電動インパクトドライバーが必要です。
頑張れば手動でも出来るかもしれませんが現実的ではありません。
インパクトドライバーと言えば、充電式のコードレスタイプが一般的ですが、、
コード付きタイプの方が絶対いい!

コードレスは取り回しがよく、高所での作業などでは非常に使いやすいです。
でも充電し忘れてすぐに使えなかったり、途中で電池切れになったり・・・
そして何よりバッテリーには寿命があるんです!
しかも最近のリチウムバッテリーは1個10,000円近くする場合もあります。
その点コード付きはすぐに使えますし、コードは長いので取り回しに不便を感じることもありません。
もちろんバッテリーの寿命も気にする必要がなく、なんと言っても安い!
例えば僕が以前使っていたリョービだと8,000円以内で買えます。

ちなみに今回使ったDCMカーマのコード付きは現在廃盤になっています。
では2列タイプの組み立て方法からご紹介します。

まずはハンガーラックの”柱”になる部分を2つ組み立てます。

ボンドで接着して、一応ネジ留めしています。

足の部分は両面からサンドウィッチマン。

次はハンガーを掛ける横棒を全部で6本取り付けて2つの柱をつなぎます。
上は金具で固定します。
100均(セリア)で1セット4個入りでした。

あとはワイヤーネットを載せてタイラップ(結束バンド)で固定すれば完成です。


「えっ、結束バンド??」と思われるかもしれませんが、案外目立たないですし安く済ませることができます。

こちらも2本の”柱”を3本の横棒で連結させるだけです。

Aの部分は2×4材と1×4材をボンドで接着して、上からコースレッドで固定します。
内側はL字の金具とコースレッドで固定しました。

Bの部分はボンドで接着して下をL字金具と木ネジで固定しました。

Cの部分はボンドで接着して、コースレッド4本で留めました。

使っていないスノコがあったので、上に取り付けてみました。
片側だけなのでかなり格好悪いですが、帽子や靴を載せておけるので結構便利です。
スノコがもう1枚あればキレイに仕上がるはずです。

今回はなるべく費用を抑えるために材料をケチって作りましたが、デザインや使い勝手には満足しています。
もう一回り太い木材を使えば、さらにカチッと仕上がると思いますし、2×4を多用すれば相当頑丈に作れます。
みなさんのお好みで色々アレンジしてみてください!!
おまけ プリンター台

今回ハンガーラックを作る時に余った木材やガレージにあった材料を組み合わせてプリンター台を作ってみました。

1×4と2×4を組み合わせて、そこにスノコ(切ったもの)を載せただけのシンプルな造りです。
※画像は歪んでいるように見えますがスマホで撮影したためです

横から見たところ。
※画像は歪んでいるように見えますがスマホで撮影したためです

金具は一切使わず、ボンドと木ネジ(コースレッド)だけで組み立てました。
見た目はちょっと頼りない気がするかもしれませんが、非常に安定感がありますよ♪
まとめ:DIYは案外お金がかかるが、使いやすい物を作ることができる
ハンガーラックは様々なタイプが市販されていますし、非常に安い商品もあります。
正直言って木材でDIYすると案外お金がかかります。
ですが、自分が本当に使いやすい物を作ることができますし、後から色んなアレンジを加えることも可能です。
そして何より「世界で一つだけのオリジナルアイテム」を生み出せるのが魅力ですよね!