幸せになる方法

「最後の抱っこ」がいつになるのか?考えたら悲しくなる場合の対処法

お子さんが小さかった頃、甘えるように、ぎゅっと腕の中に収まってくれた瞬間を覚えていますか?

あの重み、あの温もり。

まさに、世界で一番の宝物のように感じたことでしょう。

でも、子どもはあっという間に成長します。

よちよち歩きだったのが、いつの間にか走り回り、ランドセルを背負い、そして親の腕の中から旅立っていく。

ふと、「この子が、私に甘えてくれる『最後の抱っこ』はいつになるんだろう?」

そう考えたことはありませんか?

私自身も、忘れられない思い出があります。

うちの子がまだ小さかった頃、寝るときはいつも抱っこして、2階の寝室まで上がっていました。

3歳くらいまでは腕に抱えた状態で、いわゆるお姫様抱っこでした。(男の子ですが)

仰向けのまま階段を上がる感覚が楽しいようで、目をキョロキョロさせるのがホントに可愛かったです。

成長と共にお姫様抱っこがキツくなり、普通の抱っこになりました。

子供は私に甘えるように首にしがみついてきて、私にとっても大切なルーティンでした。

でも、子どもは日に日に大きくなりますよね。

小学校に入ったころには「重くない?」「重いなら抱っこしなくていいよ」と、気遣ってくれるようになったんです。(結構体格がいいほうでした)

もしかしたら、私が「あー重たいっ」と、つい声を出してしまっていたせいかもしれません(笑)。

そのうち、子ども一人で階段を登っていく日が増えてきて、私が抱っこしようとすると「大丈夫?無理しなくていいよ」なんて言うようになりました。

その言葉を聞くたびに、「あ~、もうすぐ抱っこできなくなるのかな?」「最後の抱っこの日が近づいてきているんだな」と、しみじみと思い、寂しい気分になったものです。

これを読んでいるあなたも、その思いが頭をよぎった時、胸がぎゅっと締め付けられるような、切ない気持ちになったでしょう。

でもそれは、お子さんへの深い愛情と、成長という喜びの裏側にある自然な感情です。

その寂しさは、あなたがお子さんを深く愛している証拠なのです。

過ぎ去った思い出も心の貯金箱に貯まっていく

子育てというのは、心の貯金箱に毎日少しずつ愛情を積み立てていくようなものです。

生まれたばかりの頃は、まだ貯金箱は空っぽです。

初めて手を繋いだ日の温かさ、一緒に笑い転げた公園の風景、夜中に熱を出した時の心細さ、そして何よりも、腕の中で感じたあの温かい重み……。

1つ1つの抱っこ、1つ1つの笑顔、1つ1つの優しさ。

あなたの注いだ愛情が子供の心に貯まっていきます。

過ぎ去った一つ一つの瞬間は、もう巻き戻せません。

でも、あなたが注いだ愛情は消えてなくなる訳ではないのです。

目には見えないけれど確実に積み立てられ、かけがえのない「心の貯金」になっていきます。

そして、その貯金は、お子さんが将来、迷いや困難に直面した時、「自分はこんなにも愛されて育ったんだ」という揺るぎない自信の源となり、乗り越えるための心の強さとなるでしょう。

もちろんあなたの心にも愛情の貯金が貯まっていきます。

1つ1つの抱っこ、1つ1つの笑顔、1つ1つの優しさ。

子供は無条件で愛を与えてくれます。

あなたの心の貯金箱も、子供の愛でいっぱいになるのです。

「最後の抱っこ」の日は必ずやってきます。

その時はやっぱり寂しくなるでしょう。

でもその気持ちは子供にも必ず伝わることを忘れないでください。

記憶は薄れていくかもしれませんが、

子供が親になったとき、「ああ、私のお母さんも、お父さんもこんな気持ちだったんだ」「こんな風に大切にしてくれたんだ」とあなたの愛情にもう一度包まれるのです。

「いつか」ではなく「今」という最高の瞬間を抱きしめる

「最後の抱っこ」を意識することは、私たちに一つの大切なことを教えてくれます。

それは、「今」という瞬間の尊さです。

子どもとの時間は、止まることのない川の流れのようで、一度流れた水は二度と戻りません。

だからこそ、「いつかまた」ではなく、「今、この瞬間」をどれだけ慈しむことができるかが重要なのです。

まさに一期一会という言葉そのものです。

目の前の子供の仕草、表情、言葉。

それらは今この瞬間にしか味わえない特別なもの。

全てがその時だけのものです。

それを心ゆくまで味わうように、子供との「今」という瞬間を、五感で感じ、心に刻んでみてください。

子どもが親の手を離れるのは、自然な成長の証です。

親は、その手を離すことを悲しむのではなく、『今まで手を繋いでくれてありがとう』と感謝し、そして『これからは自分の足で歩くあなたを、遠くから見守っているよ』という温かい気持ちで送り出すこと』が大切です。

私たちは、「最後」を考えた時、つい「もう終わってしまう」という喪失感に囚われがちです。

でも、そうではありません。

「最後」は、「これまでの全てが、いかに豊かだったか」を教えてくれる証です。

そして、「これからは新しい関係性が始まる」という、未来への希望の光でもあるのです。

だから、もしお子さんがまだ抱っこをせがんでくれるのなら、遠慮なく、ぎゅーっと抱きしめてあげてください。

今日、笑顔で「いってきます!」と出て行ったのなら、その背中を愛おしい気持ちで見送ってあげてください。

それは、未来のあなたが、きっと懐かしさとともに思い出す、かけがえのない「今」なのです。

抱っこは卒業。だが愛は進化する

「最後の抱っこ」を乗り越えた時、私たちの心には、きっと深い感謝が湧き上がってくるはずです。

「あんなに小さかった子が、こんなに大きくなってくれた」

「たくさんの笑顔と喜びを、私に与えてくれた」

「親として成長する機会をくれた」

その感謝の気持ちは、未来への大きな希望につながります。

子供との関係は、物理的な形が変わっても、その本質的な繋がりが失われることはありません。

最初は親の腕の中で守られていた子どもが、自らの足で立ち、やがて社会へと羽ばたいていく。

その過程で、抱きしめることはできなくなるかもしれませんが、その代わりに、心と心のつながりが深まり、互いを尊重し支え合う関係へと進化します。

親は、何でも手助けしてあげる存在から、子どもの成長を見守り、必要に応じて支える存在へと役割を変えていきます。

子どもが精神的に自立した個人として、より深く、より成熟した関係を築いていくことができるのです。

子どもが成長していく過程で、親は時に「子離れ」という寂しさを感じます。

しかし、それは、子どもの自立を促し、その可能性を信じて送り出す、親の最も崇高な役割でもあります。

寂しさは伴いますが、その成長の力強さに感動し、無限の可能性を信じて送り出すのです。

だから、今日の「抱っこ」が、もし「最後」だったとしても、どうかその瞬間を心ゆくまで味わってください。

それは、これまでのあなたと、お子さんとの間に育まれた、愛情という名の物語の、一つの大切な1ページになるのですから。

そして子どもが大きくなったとき、ふとした瞬間に、あなたへの感謝をそっと伝えてくれる日が来るでしょう。

「抱っこして」と甘えてきた小さな手は、もうあなたの腕の中には戻ってきません。

けれどその代わりに、大人になった子どもは、こんなふうにあなたに寄り添ってくれるのです。

離れて暮らしていても、あなたの誕生日に「これ好きだったよね」とプレゼントを贈ってくれたり、

何も言わずに、困っているあなたを助けてくれたり。

言葉は少なくても、子供の行動に込められた温もりが、まるで「大人になった抱っこ」のように、あなたの心にしっかりと届きます。

それは、小さかった頃のぬくもりとは少し違います。

けれど、あなたが大切に育んできた愛情は、時間とともに進化し、子供の行動の中に息づいていくのです。

長い時間をともに歩んできた親子だからこそ育まれる、深い愛と絆の証。

それは、「最後の抱っこ」のその先にあるごほうびです。

あなたが今日という一日一日を、子どもと向き合い、大切に積み重ねてきたからこそ届く、

かたちを変えた、もうひとつの「ありがとう」です。

さて、あなたの『最後の抱っこ』はいつ訪れるのでしょうか?

悔いが残らないように、これからも毎日を「最高の1日」にしていきましょう。

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よろしくお願いいたします ~カウンセラー「K」~

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