学校や職場に限らず、どんなところにも悪口を言ってくる人がいます。
悪口にも色々あって、
面と向かって言われることもあれば、
SNSで誹謗中傷されることもあります。
また、1対1で言われることもあれば、
寄ってたかって言われることもあります。
悪口を言われたら、あなたはどんな風に言い返しますか?
心理学的には、悪口は「自分が言われたら一番嫌なことを言う」ことが多いとされています。
と言う人は、自分がブスだと気にしていたり他人からブスと言われるのがとっても嫌です。
みんなから美人と認められている人は、あまり「このブスが!」と言いませんね。
悪口を言う側は、大して何も考えずに感情をぶつけているだけです。
なので自然と自分がコンプレックスに感じていることを言ってしまうという訳です。
「ウザイ」と言う人は自分がウザイ。
「暇人」と言う人は自分が超暇。
「そんなこともわかんねーの?バカ」と言う人は、そんなこともわからないどうしょもないバカです。
自分を守りたい、自分のコンプレックスを見せたくないからわざわざ悪口を言ってくるのです。
それで自分の力を誇示しているつもり。
かなりイタいというか、哀れな人間です。
このコラムを読んでいるあなたは、心の優しい人でしょうから、そんな悪口は相手にせず、いちいち返さなくていいのはわかっているはずです。
でも一方的に言われると、頭にきてモヤモヤが収まらなかったり、
傷ついて落ち込んだりするのもです。
それに何となく「言われた方が負け」「言い負かしたい!」という気分になってしまいますよね。
しかし、その都度言い返していたら悪口の応酬が永遠に続くことになります。
こんなのは賢い対応ではありません。
どうでもいい人間のせいであなたが色々と損をするだけです。
そこで今回は、悪口を言われた時に、自分が損をしない正しい対処法を紹介していきます。
☑なるべく順番通りに読み進めて頂きたいですが、時間の無い人は下のContentsから選んでください。
Contents
何でも文句を言いたい人間がいる

世の中にはどんなことに対しても批判をしたがる人達がいます。
そういう人はいちいち文句を言わないと気が済みません。
学校でも会社でも、ママ友でも、町内会でもそういう人いますよね?
とにかく物事のマイナスな部分しか見れないですし、批判することがクセになっているので文句以外言えません。
例えばみんなで高級店に行き、豪華なお食事会をしたとします。
みんなが「やっぱり美味しいね~」と楽しくお話しているのに、
こういう人は「こんなの食べるよりガストの方が旨いわ」などと言ってしまいます。
いや、確かにガストは美味しいですよ。
でも比べる対象じゃないですよね。
とにかく自分が文句を言いたいだけです。
意味のない独り言、つぶやきだと思ってください。
あなたとは全く関係のない話なのです。
悪口を言う方はあなたのことなど考えていない

悪口を言う人間は相手の気持ちなど考えていません。
自分のストレスが発散されればそれでいいのです。
もっともそんなことでストレスは発散されませんが…
それすらわからない愚かな人間ということでしょう。
少し話がそれましたが、悪口を言っている側は相手が誰でも構いません。
何となく言っても大丈夫そうなターゲットを見つけて、特に深く考えずに言っているだけです。
別にあなたのことを特別恨んだり、憎んでいる訳ではありません。
そもそも相手はあなた自身に興味も関心もないのです。
今あなたに悪口を言ったことすら、家に帰ったら忘れています。
それなのに言われた方はずっとモヤモヤして、落ち込んで・・・
そんなのバカバカしいですよね。
特に真に受けやすい人はずっと考えてしまいます。
真に受けやすい人は、物事を深く考えることができる人ですし、相手の気持ちになって考えることができる優しい人です。
でも、その良い面が裏目に出てしまうのです。
人間には言われたことを、すぐに忘れないと脳に定着する機能があります。
言われた直後に忘れないと、記憶に定着してその後グルグルと頭のなかでリピートされます。
対処法としては聞き流すか、直後に忘れることを意識してください。
聞き流すのは難しいことかもしれません。
でも悪口を言った本人はあなたのことなど考えていない。
それなのにあなたは相手のことを四六時中考えるなんて勿体ないですよね。
悪口を言って相手の反応を楽しんでいる

学校や職場などでは、群れになって悪口を言ってくる人間がいます。
そういう人達は、悪口を言われて落ち込む反応を見て楽しむという気持ち悪い人種です。
最低最悪な人間たちなのですが、集団で言われたらキツイですよね。
誰でもショックを受けてしまいます。
ムキになって必死に言い返したり、泣いてしまったり、その場を逃げ出してしまうこともあるでしょう。
でも、連中はそんなあなたの様子を見て楽しんでいます。
反応すればするほど「もっと言ってやれ」とエスカレートしていきます。
ですので、悪口を言われていちいち反応するのは得策ではありません。
わかります。
酷いことを言われたら誰でも辛いです。
自分が言われた訳じゃなくても、想像するだけで胸が締め付けられます。
しかしそこは何とか耐えてください。
相手のレベルに合わせてはダメなのです。
相手のレベルに合わせない
悪口を言われると「言われたままでは負けた気がする」という人は多いと思います。
それだけでなく、
「もしかして私にも落ち度があったのでは?」
「言われる自分が悪いんだ」
と思うようになる人までいます。
ですがそれは全く違います。
先ほどから書いているように、
・悪口はただのストレス発散、自分の方が上と思い込みたいだけ
・悪口に意味はない
・悪口を言う相手は誰でもいい
・悪口を言う相手のことは何も考えていない
・悪口を言った後の反応を楽しんでいる
という、一方的で身勝手な行為です。
あなたに原因や落ち度はありません。
言ってくる方が100%悪いのです。
悪口を言うことくらいしか楽しみがないのか、
他にやることがない暇人なのか、
ただ痛いだけの人なのか、
とにかくそんな相手の行動にあなたが合わせてあげる必要はありません。
自分の価値を相手と同じレベルに下げてはダメなのです。
悪口に付き合っている暇はない
悪口を言われた時の最も正しい対処法は、
「言わせておけ」
「相手にするな」
「すぐに忘れろ」
これしかないです。
確かに繊細な心の人は難しいかもしれません。
ですが、何も鋼(はがね)のような強い心を持てと言っているわけではありません。
あなたのやるべきことを優先させればいいだけです。
他人の悪口に付き合うということは、その人の人生に付き合ってしまうこと。
あなたはあなた自身の人生を生きることに専念してください。
あなたは何か目標を持っているでしょうか?
没頭できる楽しみはあるでしょうか?
今あなたのやるべきことは何でしょうか?
夢中になってやることがあれば、他人の悪口や批判に耳を傾けている暇などありません。
人生は限りあるもの。
無駄にしていい時間なんて無い。
目標に向かって、能力を伸ばし、自分の価値や魅力を磨くことだけに専念しましょう。
そして何を言われたとしても、自分の役割をきちんとこなしていれば、
あなたは周囲からとても信頼される人間になれるのです。
悪口を言われてもあなたの価値は下がらない

何度も繰り返しになりますが、悪口に意味はありません。
例えあなたが悪口を言われても、あなたの人格が否定されることもないですし、あなたの価値が下がることもありません。
言わせておけばいいのです。
そんなことに意識を向けるより、楽しいことや誰かの役に立つことにエネルギーを使いましょう。
人間は楽しむために生まれて、幸せになるために生きています。
あなたには自分も他人も幸せにできる力があるのです。
「言わせておけ」
「相手にするな」
「すぐに忘れろ」
さあ、他人の悪口に構っている暇などありません。
あなたの時間を生きてください。
フリーランスカウンセラー:「K」
病院での臨床経験は約20年。病院での臨床経験は約20年。
自身も重度のうつで3年間寝たきり生活を経験。
現在はフリーのカウンセラーとして活動中。
主にメンタル疾患、職場の悩みなどの相談を解決します。
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