こんにちは、カウンセラーの「K」です。
今回のテーマは、『職場の「なんでも悪意として受け取る人」が面倒くさい』です。
なんでも悪い方に捉える人には2パターンいます👇
- どんな話でもネガティブに受け取り、勝手にイライラしたりヒステリックに怒る
- どんな話でもネガティブに受け取り、勝手に落ち込む
どちらのパターンも相手が感情的になり、あなたの言葉が正確に伝わらないので会話が成り立ちません。
職場で会話がスムーズにできないと非効率で生産性が下がります。
また、そういう人を相手にすると凄く疲れます。
変な気を遣わないとだし、いちいち訂正するのにエネルギーを消耗するのは嫌ですよね。
そこで今回は👇
- 職場の「なんでも悪意として受け取る人」の心理と特徴
- なんでも悪意として受け取る人への対処法
についてまとめました。
せっかくこのページを見つけてくださったあなたには、絶対状況を改善して欲しいと思っています。
一つ一つ順番に読み進めて、対処できるようになってくださいね。
Contents
職場の「なんでも悪意として受け取る人」の心理と特徴
なぜあなたの言葉を悪いように受け取ってしまうのでしょうか?
職場でなんでも悪意として受け取る人の心理と特徴は以下の3点です👇
- 劣等感が強く、自分に自信がない
- 深読みしすぎる
- 文脈が読めない
- あなたに負けたくない
- 統合失調症、うつ病、神経症等の精神疾患がある
それではこの4つを説明していきます。
① 劣等感が強く、自分に自信がない
あなたの言葉を何でも悪く受け取る人は、劣等感が強く、自分に自信がありません。
自己肯定感が低いと言い換えてもよいでしょう。
同じ話を聞いても、
・批判されている
・馬鹿にされている
と思いがちです。
なので職場では、
「上司に怒られるんじゃないか?」
「同僚に馬鹿にされるんじゃないか?」
「後輩に舐められるんじゃないか?」
と、常に気を張っています。
例えばあなたが、
「Aさん、いつも時間をかけて丁寧に報告書を書いていますね」と声をかけたとします。
すると劣等感が強いAさんにとっては、
「そんなに時間をかけないと仕上がらないの?遅すぎ」と、馬鹿にされたように聞こえます。
自分に自信がない人は、物事を悪い方へ、悪い方へと考えてしまうのです。
② 深読みしすぎる
例えばあなたが後輩のB君に、
「明後日の会議で使う資料は出来てますか?」と普通に尋ねたとします。
あなたは出来ているか出来ていないかを確認したかっただけです。
でもB君は、
「忘れてる訳じゃありません!今日中に仕上げるつもりだったんです💢」と不機嫌になりました。
B君の頭の中であなたの発言は👇
「もう時間が残り少ないけど、明後日の会議で使う資料は出来てるの?忘れてるんじゃない?」
と勝手に言葉が付け加えられています。
あなたは単純に確認しただけなのに、B君は悪いように深読みして、勝手に注意されたと感じてしまったのです。
深読み癖のある人も、深層心理では自信がなく、自己肯定感が低い傾向があります。
③ 文脈が読めない
④の深読みに関連しますが、会話をするときに文脈を読む力がない人も「なんでも悪意として受け取る」傾向が強いです。
会話の文脈を読むというのは、
・相手が何を言いたいのか読み取る
・曖昧なことや断片的な話を解釈する
という能力です。
さらに高度なものは、
・言葉の裏にある意図や背景を読み取る
という能力です。
いまこのコラムを読めているあなたには想像できないと思いますが、「長文が読めない」、「接続詞が理解できない」、「代名詞がわからない」という人は沢山います。
これは会話においても同様です。
正しく読み取れないから、おかしな方向に深読みする。
⇩
なんでも悪い方に受け取ってしまう。
という事態が起きるのです。
④ あなたに負けたくない
ここまで、なんでも悪意として受け取る人は、劣等感が強かったり、自己肯定感の低さから深読みしやすい特徴があることを説明しました。
もしもその相手が、
- どんな話でもネガティブに受け取り、勝手にイライラしたりヒステリックに怒る
のパターンだった場合、
自信はないけど、あなたには負けたくないという対抗心を持っている可能性が強いです。
あなたを過剰に意識しており、あなたの話の一語一句に過敏に反応します。
絶対に弱みを見せたくない気持ちが強いあまり、防衛反応として怒りが出てしまいます。
⑤ 統合失調症、うつ病、神経症等の精神疾患がある
もう一つの可能性として、統合失調症などの精神疾患を持っているかもしれません。
精神疾患の症状によって「被害的」になっているのです。
非常に重度なものなら「被害関係妄想」という症状です。
そこまでいかなくても、うつ病で気分が落ち込んでいる時には相手の言葉が自分の悪口に感じることがあります。
また、病気でなくてもメンタルが弱っていると何でも悪い方に考えてしまいがちです。
ここまで「なんでも悪意として受け取る人」の心理と特徴を説明してきました。
次はどのように対処すればよいのかをお話ししていきます。
職場の「なんでも悪意として受け取る人」への対処法
ここでは「なんでも悪い方に受け取る人への対処法」を4つ解説します。
- 病気を抱えていないか確認する
- 具体的な内容で伝える
- 「なんでも悪意として受け取る人」は安心感がない
- 安心感を与えてあげる
①から④まで順番に読み進めてください。
① 病気を抱えていないか確認する
まずは病気を抱えていないか確認してみましょう。
中には病気をオープンにせずに仕事をしている人もいます。
本人に聞くのは難しいので、上司に聞いてみましょう。
一部の上司には病気のことを話している場合もあります。
人間は問題が起きた時、原因がわかっただけでラクになります。
その人が病気を抱えているのであれば、面倒な気持ちは消せなくても「まぁ仕方ないか」くらいの余裕は生まれます。
そのうち「そういう特徴を持っている人」だから、悪く受け取るのがデフォルト(通常の状態)だと思えるようになればラクになります。
もし確認できないなら、無理にしなくて大丈夫です。
②、③、④に進んでください。
② 具体的な内容で伝える
「なんでも悪意として受け取る人」は文脈が正しく読めていない可能性があります。
ですので、具体的な内容で例を挙げたりしながら話してあげることが大切です。
【5H1W】
・Who …「誰が」もしくは「誰の行動が」
・What …「何が」
・When …「いつ」
・Where …「どこで」
・Why …「なぜ」
・How …「どのように」
👆の【5W1H】に当てはめればだいたい正しく伝わります。
でも、
どうしてこっちがそんな丁寧にしなきゃなの?
と思ったかもしれませんね。
一見手間がかかって余計に面倒な気もしますが、相手に間違った解釈をされる方が無駄な時間と労力を消費します。
雰囲気が悪くなったり、そのまま関係が悪くなったら、それを修正するのに膨大な時間と労力が使われて疲弊します。
普段の会話をわかりやすく伝えることができれば、仕事でのプレゼンや研究発表などで役立ちます。
相手の為にもなるし、自分の為にもなると思ってぜひ実践してください。
③ 「なんでも悪意として受け取る人」は安心感がない
なんでも悪意として受け取る人は、劣等感が強かったり、自己肯定感の低さから深読みしやすい特徴があります。
自分に自信がないので、「誰かに注意されないか?」「文句を言われるんじゃないか?」といつも緊張状態です。
常に気を張っていて、何かを言われたら「それはわたしのせいですか!」と自分の身を守るのに必死です。
想像してください。
職場で安心して話せる人がいない状態を。
安心感がない状態で就業時間をずっと過ごすのは辛いですよね。
ただでさえ自分に自信がないのに、周りに気を許せる人がいなかったら余計にバリアを張ってしまいます。
周囲とのコミュニケーションの回数が少ないので、自分で勝手な想像や深読みをします。
そうしてどんどん悪い方向に考えやすい状態が助長されるのです。
なので、「なんでも悪意として受け取る人」の不安を和らげ、安心感を与えてあげることが対処法の本質になります。
④ 安心感を与えてあげる
「なんでも悪意として受け取る人」は劣等感が強く、自己肯定感が低いです。
自分に自信がない為、批判や注意を恐れてバリアをはっています。
そのため心理的に孤立して、安心して会話できる相手がいません。
安心して会話できないというのは、具体的に言うと「相手に弱みを見せることができない」ということです。
「わたしすごく字が下手なんですよ~」「文章考えるのがめっちゃ苦手なんです💦」「けっこう人見知りで困ってます」など、なんでもいいです。
ちょっとしたことでも、自分の弱みをあなたに話すようになれば、安心感を得られたと判断できます。
ではあなたはどんな行動をすればよいのか?
まずはその相手とのコミュニケーションの回数を増やしてください。
単純に話す回数が増えれば、相手もあなたの言い回しや話し方の癖がわかってきます。
そして、何でもいいし、小さなことでいいので褒めてあげたり、感謝の気持ちを伝えてみましょう。
「なんでも悪意として受け取る人」は褒められたり、認められることで自分に自信がつきます。
大切に思われているということがわかれば安心感が得られます。
「批判されるのでは?」「文句を言われるのでは?」という不安がなくなれば、結果的にあなたの話を悪く受け取って雰囲気が悪くなることは解消されていきます。
とは言っても、あなたはあんまり話したくないし、褒めるのも嫌だなと思うかもしれません。
そう思って当然です。
でもそこは仕事上の関係なので少し我慢しましょう。
はじめは相手も警戒心を持っているので上手く会話にならないかもしれません。
それでも構いません。
そのまま続けてください。
たくさん話をする必要はないです。
ほんの挨拶のような感じで一言褒めてあげるだけでOK。
その一言であなたをとりまく状況が変わります。
まとめ
今回は「職場で何でも悪意に受け取る人」について解説しました。
なんでも悪い方に解釈する人は👇
- 劣等感が強く、自分に自信がない
- 深読みしすぎる
- 文脈が読めない
- あなたに負けたくない
- 統合失調症、うつ病、神経症等の精神疾患がある
という心理要因と特徴があります。
対処法は👇
- 病気を抱えていないか確認する
- 具体的な内容で伝える
- 「なんでも悪意として受け取る人」は安心感がない
- 安心感を与えてあげる
上の①~④を実践して状況を改善させてください。
でも頭ではわかっていても行動できないことってありますよね。
できないのが当たり前!
焦らなくて大丈夫です。
ちょっとしたことがきっかけで物事は大きく変化していきます。
まずは小さな一言を試してください。
その一言が相手の心を救い、あなたの人生を豊かにします。
- もっと具体的な内容が知りたい
- 自分の気持ちを聴いてほしい
- 言いたいことが沢山ある
- 本格的にカウンセリングやコーチングを受けたい
という方は公式LINEでご相談下さい。
①下のボタンから友だち追加をする
②トークから「カウンセリング問い合わせ」と入力する
これでOKです。
どうぞ何でもお気軽にお問い合わせくださいね!
※ボタンをクリックするか友だち追加のID検索から@751iwqfcで検索してください。