コラム

精神科や心療内科でかかる料金は高い「まだ無駄なお金を払うんですか?」

このページでは「精神科や心療内科を受診した時にかかる費用」について紹介しています。

 

精神科・心療内科を受診した時の費用

一般的なうつ病などの保険診療(自己負担3割の方)の場合、

初診 ⇒ 約2,500円

2回目以降 ⇒ 約1,000円~1,500円程度

です。

病院によって多少違います。病名によっても多少変わってきます。

 

さらに検査をすれば検査費用、薬が出ているなら薬剤費が別途かかります。

 

合計すると、1回当たり約1,500円~3,000円くらい支払っている人が多いです。

 

けっこう高くないですか?

 

私は高いと思います。

 

中には「1時間以上待たされて診察は3分なのに2,000円もかかった

と不満をもらす人もいます。

 

仮に3分の診察でも、症状が軽くなるなら2,000円でも安いでしょう。

もし3分の診察ですぐに会社に復帰できるなら喜んで払います。

 

ですが現実には、

何か変わったことは?

ああ、そうですか。

じゃあ今の薬で様子みてください。

何か変わったことは?

はぁ、調子が悪いですか~

じゃあお薬変えておきます。

で終了です。

 

え??

これだけで2,000円?

 

K
K
通院にかかる時間を入れれば半日近く使って、さらに2,000円とられるって…

 

もちろんじっくり時間をかけて診察してくれるお医者さんもいます。

薬もしっかり吟味して調整してくれる医師もいます。

 

ほんの一握りですが…

 

ここまでして、本当に病院行くが意味あるのかな?

 

実は多くの人が精神科や心療内科のサービスと料金のギャップに不満を持っています。

 

しかしながら、他の病院に行っても、

「結局たいして変わらない」

「どこでもこんなもの」

なので、不満を持ちながらも現在の病院に通い続けなければならないのです。

 

K
K
でも私は耐えらませんでした。

 

たいして効果がないのはまだしも(効果がないのも大問題ですが…)、「患者さんを本気で何とかしようという熱意」が感じられないのは納得できません。

 

何も改善しない治療にお金と時間を費やすのは大きな損失です。

私はそのお金と時間を使って自分で改善方法を見つけることにしました。

 

薬も一切やめ、エビデンス(科学的な根拠)がある治療法を自分で実践することで症状を改善させることができたのです。

 

少し話がそれてしまいましたが、

「そもそも何で精神科の料金はこんなに高いのか?」

気になっている人もいると思います。

 

そこで今回は精神科の診察でかかる費用の内訳と、費用をなるべく抑える方法を紹介します。

※ここではカウンセリングなどの保険適用外の費用については触れていません。

 

すぐに見たい項目があれば下のContentsから選んでください。

 

精神科や心療内科の診察費用の内訳

 

病院での治療や検査の料金は診療報酬点数というもので算定されます。

 

診療報酬点数は1点が10円になります。

100点なら1,000円です。

 

しかし1,000円がそのまま患者さんに請求されるわけではありません。

 

その人によって自己負担額は違いますが、一般的に3割を患者さん自身が支払うことになります。

 

精神科や心療内科では以下のような費用がかかります👇

精神科・心療内科でかかる費用の内訳

・診察代
・検査代
・処方箋料
・薬剤料、調剤技術料

…など

 

※診療報酬は非常に細かく規定されていますので、以下で紹介するのはその中で一般的なものです。

※診療報酬は定期的に改定されますので記事を書いた時点でのものです。

 

精神科・心療内科での診察代

どんな診療科でも、病院で診察を受けると初診料か再診料がかかります。

初診料 282点

再診料 72点

 

さらに精神科・心療内科では通院精神療法という料金を請求されます。

初診で60分以上行った場合 540点

再診で30分以上の場合 400点

再診で30分未満の場合 330点

 

以上のものを合計すると診察の料金は、

初診 822点

再診 402~472点

くらいになります。

 

本来精神科医の精神療法とは外科医にとっての手術と同じといわれています。

つまりそれくらい高度な技術で、患者さんに対する影響、効果が大きい治療です。

決して患者の話をきいて薬を出すだけの行為ではありません。

 

逆に言えば、

精神科の医者
精神科の医者
調子はどう?

あ、そう。

じゃあもう少し様子みましょう。

👆こんなものは精神療法ではありません。

 

しかし現状では医者と話をするだけで通院精神療法の費用が請求されます。

しかも時間が短くても高い方で請求されている場合があります。

 

3分しか話してない、

何もアドバイスされてない、

でもたくさん請求されていたという場合は病院に問い合わせてください。

 



精神科・心療内科での検査代

精神科や心療内科で行われる検査は、

・心理検査

・血液検査

・尿検査

などです。

 

心理検査は「認知機能検査その他の心理検査」という費用がかかります。

それぞれの検査内容によって、

1 操作が容易なもの 80点
2 操作が複雑なもの 280点
3 操作と処理が極めて複雑なもの 450点

と変わってきます。

SDSうつ性自己評価尺度、CES-Dうつ病(抑うつ状態)自己評価尺度、HDRSハミルトンうつ病症状評価尺度などは「1」に区分されます。

 

精神科に通院していると、時々血液検査や尿検査をされることがあります。

 

血液検査では採血するのに30点かかります。

血液・尿の検査は項目によって細かく点数が決まっています。

一般的にはだいたい400点くらいになります。

 

ぶっちゃけ「この検査って必要なの?」

と思う人もいるでしょう。

 

確かに肝機能チェックで薬の影響を調べる、ホルモン異常の精神状態への影響を調べるなどの目的もあります。

 

しかし、ただの点数稼ぎ(無駄な検査)という場合もあります。

K
K
むしろ点数稼ぎの方が多いかもしれません

 

実際に、検査はしているけど「結果はたいして見ていない」医者もたくさんいるので注意が必要です。

 



処方箋料

医師が病状を診て使用する薬を決定する料金です。

薬が必要ない人にはかかりません。

 

3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、3種類以上の抗うつ薬、3種類以上の抗精神病薬又は4種類以上の抗不安薬及び睡眠薬の投薬を行った場合 28点です。

 

それ以外では40点か68点ですが、精神科・心療内科だとだいたい40点です。

 

※多剤大量処方にならないように「たくさん薬を出すと報酬が少なくなる」ようになっています。

 

薬剤料、調剤技術料

調剤料は薬自体の値段です。

新しい薬は値段が高くなります。

 

調剤技術料には「調剤基本料」「調剤料」があります。

 

調剤基本料とは「薬局で処方せんに基づく調剤をおこなうこと」に対して算定されます。

薬局の規模や業務内容により点数が決まっています。

調剤基本料1 調剤基本料2 調剤基本料3 特別調剤基本料
41点 25点 20点/15点 10点
街中などにある小さな個人経営の薬局 大型病院の前にあるチェーンの薬局

(門前薬局)

病院の中にある薬局

(門内薬局)

 

調剤料は「薬を調剤する技術(手間)」に対して算定され、薬の種類や処方日数によって異なります。

 

 

これらの診療報酬点数を合計していき、一般的にはそのうちの3割が患者の自己負担になります。

だいたい1回当たり1,000円~3,000円です。

なんやかんやでけっこうな金額になるわけですね。

 



精神科・心療内科の費用を抑える方法

精神科・心療内科の費用を抑える方法には「自立支援医療費制度(精神通院)」と「障害年金(精神の障害)」があります。

 

ただし障害年金については、「人格障害及び神経症では”原則として認定の対象とならない”」とされています。

 

また対象になる病名がついていたとしても、申請したからといって必ず認定されるわけではありません。

 

近年では、うつ状態・うつ病で認定されるのは徐々に難しくなってきています。

 

障害年金の申請手続き代行をしている社労士もありますが、中には法外な報酬を請求されるケースもあるので注意してください。

 

一方自立支援医療費制度(精神通院)は、精神の病気を持っている人で、通院による精神医療を継続的に必要としている病状にある方が対象の制度です。

 

病院の自己負担額が1割になり、1ヵ月当たりの負担には上限が設けられています。

上限額は、世帯の所得に応じて異なります。

自立支援医療の対象になる疾患

・統合失調症
・うつ病、躁うつ病などの気分障害
・不安障害
・アルコール、薬物などの精神作用物質による急性中毒又はその依存症
・知的障害
・強迫性人格障害など「精神病質」
・てんかん   …など

 

このような制度があることを説明してくれない病院もあります。

まだ申請していない人は、病院の受付やケースワーカーなどに自分から問い合わせましょう。

 



まだ無駄なことにお金を払うんですか?

ほんの5、6分話すだけでこれだけのお金を支払うわけですから、より良い治療を受けたいですよね?

現在の治療に不満がある人は遠慮なく主治医に言いましょう。

きっと、

文句があるなら他の病院に行ってください💢

とキレられるでしょうね。

 

たとえ病院を変えたとしても、満足できる治療を受けることは難しいです。

何度も言いますが精神科・心療内科のレベルはそんなものです。

 

かと言って病院に行くのをやめるのも大変です。

 

精神科の薬を手に入れるには病院に行くしかありません。

※一部の薬は個人輸入サイトで手に入りますがおすすめしません。

 

軽い薬なら内科でも処方してもらえることもありますが、専門ではないので最適な分量・種類の調整は期待できないでしょう。

 

精神科・心療内科に通い続ける大きなメリットは、

「薬を出してもらえること」

「傷病手当金や障害年金の認定に必要な診断書・意見書を書いてもらえること」

です。

 

それ以外のことは期待しないほうがいいです。

 

大事なことなので何度でも繰り返します。

精神科・心療内科の医師、看護師、コメディカルスタッフのレベルはそんなものです。

 

現在の病院に満足しているならそのままで結構だと思います。

良いものを変える必要はありません。

 

もし不満を感じているなら、まずは担当の医師と話し合ってみてください。

 

使ったお金は後から働いて取り戻すことができるかもしれません。

でも過ぎていった時間は取り戻せません。

 

メンタル系疾患の治療に焦りは禁物です。

1週間、2週間で治るものではないのです。

だからと言って何年も病院に通うのは正しいこととは言えません。

 

「本当にこれでいいのか?」

「通院は自分の為に役立っているのか?」

「もっと時間とお金を有効に使って改善することはできないのか?」

ご自身の頭でよく考えてみてください。

 

他の人もそうしているから…

親に行けと言われているから…

あなたの病気は誰も身代わりになってくれません。

あなたの身体は一つだけで、取り換えることができません。

 

それでも今の治療を続けますか?

 

このコラムを書いた人

フリーランスカウンセラー:「K」

病院での臨床経験は約20年。
自身も重度のうつで3年間寝たきり生活を経験。
現在はフリーのカウンセラーとして活動中。

主にメンタル疾患、職場の悩みなどの相談を解決します。

ご質問・ご意見は一番下のコメント欄からお願い致します。

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