コラム

精神科や心療内科の診察で何を話せばいいかわからない、本音で話せない時の対処法

 

精神科やメンタルクリニックで診察を受けている方の中には、「何を話せばいいのかわからない」「話すことがない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

初めの頃は色々と質問されたけど、ある程度お薬が決まってくると、

医者
医者
何か変わりはありますか?

「う~ん、特に…ありません」

医者
医者
じゃあお薬2週間分出しておきます

で終わってしまうことはよくあります。

 

「話すことがなくて困る」というのには大きく分けて以下の3パターンあります。

① どうですか?と漠然と尋ねられても、たくさんあって何を話せばいいのかわからない

② どこまでの悩みを話していいのかわからない

③ 本当は相談したいことがあるのに本音で話せない

 

「自分は薬さえ出してもらえればOK」

「もう症状が安定しているから話さなくていい」

という方ならそれでいいと思います。

 

ですが、まだ病気が良くなっていない方の場合、そんないい加減な診察では回復が遅れてしまいます。

せっかく病院まで足を運んでお金を払っているのですから、病気が早く良くなるアドバイスが欲しいですよね!

 

そこで今回は、精神科の診察で話すことがない、話したいのに話せないという方のために、上手に診察を利用する方法を紹介します。

 

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なぜ医者は「どうですか?」しか言わないのか?

メンタル疾患の診察では、患者さんの話す内容がとても重要です。

ですので、聞く側から誘導するような質問をするのはダメとされています。

 

ただし、

あえて「どうですか?」という漠然な聞き方をして、患者さんの素の言葉を聞き出したいという狙いがあるんです。

というのは建前で、本当は面倒くさいだけだと思います。

そこまで考えている先生もいるかもしれませんが、9割位の医者はなるべく話を引き出さないようにして、さっさと薬を出して「次の人どうぞ~」の流れに持っていきたいと考えています。

 

ですが医者も人間です。

 

やはり感情がありますので、気にかけている患者さんには自分からあれこれと質問しているんですよ。

だから特定の人だけ診察時間が長いというのは普通にあります。

 

そんなの不公平だ~!

と言いたくなりますが、それが現実です。

 

中にはそれぞれの患者さんに合わせて、話し方を変えたり、話題を振ってくれる先生もいます。

でもそういう先生に巡り合える確率はかなり低いです。

 

もしあなたも時間をかけて診察して欲しいなら自分で出来る対策をとりましょう。

 

毎回「特に変わったとはありません」と言うだけでは医者の印象に残りませんし、気にかけてもらません。

 

さきほど話すことがなくて困るパターンには、

① どうですか?と漠然と尋ねられても、たくさんあって何を話せばいいのかわからない

② どこまでの悩みを話していいのかわからない

③ 本当は相談したいことがあるのに本音で話せない

の3つがあるとお話しました。

これからそれぞれのケースでの対処法を紹介していきます。

 



精神科で何を話せばいいかわからない場合の対処法

「どうですか?」と漠然と尋ねられるので、何を話せばいいかわからないケース

精神科の通院は2週間に1回という方が多いと思います。

2週間の間には調子のいい日もあれば、落ち込んだ日もあるでしょうから、

「どうですか?」と言われて、もうまく整理して手短に話すのは難しいですよね。

しかも症状でボーっとしている頭では直さら困難です。

 

その場で思い出すのは大変なので、毎日の状態をメモしておくようにしましょう。

必要な記録は下の3つだけです。簡単にメモするだけでOKです。

例)

気分 午後から悲しい気持ちになった
症状 眠気に耐えられなかった
やったこと、出来たこと 朝起きてから30分散歩

診察の前日に聞きたいことをまとめるという方法もありますが、忘れていることも結構あるんですよね。

毎日簡単にメモしておくだけで、「そういえばこんなことがあったな」と思い出すきっかけになりますし、症状の変化も大まかにとらえることができます。

 

そのメモを見ながら気になっていることや疑問に感じていることを質問してみましょう。

 

毎日の記録は自分の状態をある程度長い期間で客観的に観察するのにも便利です。

全然進歩がないように感じていても、「実際は出来ることが増えていた」と気付くこともできます。

ただし悪い部分ばかり書くのはやめましょう。

思考は現実になりますので、あくまでも簡単なメモ程度にします。

 

どこまでの悩みを話していいのかわからない

メンタル疾患の場合、病気に影響している要因は様々です。

職場の人間関係に悩んでいるという問題もあれば、

嫁姑のいざこざ、子供の成績が悪いといったものまであります。

 

一見病気とは何の関係もなさそうなこともあるので、

自分のプライベートな悩みまで話ていいのだろうか?

と考えてしまいますよね。

 

結論から言えば、どんな悩みでも話して大丈夫です。

 

ただし、気を付けてほしいポイントがあります。

 

例えば子供が部屋を散らかすのがストレスになっている場合、

先生聞いてください!

下の子がおもちゃ出しっぱなしで全然片づけないんです。

全然言うこと聞かないんですよ!!

と話したのでは、ただの愚痴です。

 

先生も「いや~、それを僕に言われても…」となっちゃいますよね。

 

感情にまかせて愚痴るのではなく、

その結果あなたの症状にどのように影響しているのかを伝えるようにしてください。

 

・子供が部屋を片付けないことで、そわそわしたりざわざわする

・子供を叱る時に怒鳴ったあと不安感に襲われた

といった感じです。

 

このように感情だけでなく、困っている症状を整理して話せば、具体的なアドバイスや対処をしてもらいやすくなります。

 

医者に遠慮をする必要は全くありませんが、なるべく起きている事実と自分の気持ちは整理するようにしてください。

 



本当は相談したいことがあるのに本音で話せない

精神科や心療内科に通っている方の中には、すぐに心を開くことができない方もいらっしゃると思います。

色々困っていることがあっても、

「自分の弱さを見られたくない」

「気持ちを知られるのが恥ずかしい」

「こんな悩みを話したら馬鹿にされるんじゃないか」

という理由で、本音を言えない人は珍しくないんです。

 

そのような方の場合、医者に「変わったことは?」くらいしか聞かれなけらば、自分から色々話すのはかなり難しいですよね。

 

でも、メンタル疾患の治療では病気の症状も大事ですが、重要なのはあなたの気持ちなんです。

苦しい時や辛い時は素直に話してください。

あなたのありのままの気持ちを話すことで、適切な診断をしたり治療方針を立てることができます。

 

自分の心の中をさらけ出すのは抵抗がありますが、診察はあなたを助けるために行っているのです。

何を話しても「は?そんなことで悩んでるの?」「変な考え方してるな~」など思いませんので安心してください。

 

しかしながら急に心を開いてたくさん話をするのは無理です。

 

まずは1回の診察で、自分が言いたいことを1つだけ言えるようにしてみましょう。

口で言うのが大変なら紙に書いてもいいです。

 

今までずっと黙ってたこと怒られないかな??

という心配も無用です。

医者:「話てくれてありがとう♪」

と、あなたの心に寄り添ってくれるはずです。

 



まとめ:「合わないな」と感じたら病院をかえる

家の目の前に病院がある人は別ですが、わざわざ自分の時間を削り、労力とお金を使って診察を受ける訳ですから有効に利用したいですよね。

でも、いくら自分が努力しても、医者の態度や人間性の問題で良い関係が作れない場合もあります。

「何か合わないな」と違和感を感じたら病院をかえることは全然悪くありません。

 

ただし「自分の病気が良くならないのは医者のせい。もっと名医がいるはずだ」とドクターショッピングをするのはおすすめできないです。

 

そんな素晴らしい医者ははじめから存在しませんし、病院側からすれば、ころころと病院を変える患者さんのことを快く思わないです。

 

それでは余計に良い治療関係は作れないので、結果的に損をするのはあなたですよね。

 

病気で辛い思いをしたり苦しんでいるのはあなた自身です。

「病院で治してもらう」と依存するのではなく、「病院を上手に利用して治す」という意識を持つようにしてください。

 

→うつの正しい過ごし方「テレビを観てゴロゴロしてたら絶望的!治す為に必要なのはコレ」

→うつになってしまった「あなたの苦痛を減らす為にやって欲しいこと」

 

正しいことをコツコツ行っていれば必ず成果は出ます。

焦ることなく今できることを続けていきましょう。

 

どうしても耐えられない、一人では乗り越えられないという方は、一番下のコメント欄からお気軽にご相談ください。

一緒に良い方法を考えましょう。

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