メンタルヘルス

うつが治らない人の特徴は?スマホをいじっている人は絶望的?「対処法教えます」

 

うつ病で病院に通っている、自宅療養している。

なのに全然治らない…

医者の言うとおりに薬を飲んで休んでいるのにどうして治らないの…

 

うつが良くならないと「このまま治らないんじゃないか」と、先の見えない不安で焦ってしまいますよね。

その不安が余計に症状を悪化させ、改善を遅らせてしまう悪循環のループが起きてしまいます。

 

長年病院でうつ病の方をみていると、治らない人にはいくつかの特徴があることがわかります。

 

残念ながら治らない特徴に当てはまっている人は、いくら病院に通って、どれだけ薬を飲んでも治りません。

 

そんな絶望的な…

 

はい、

あなたがそのままの状態を続ければ絶望的です。

何年も治らないまま、暗い人生を送ることになります。

 

ですが悲観することは全くありません。

 

今日これからお話しする内容を読んで、うつが治らない習慣や行動に気付き、治る人と同じことをするように心がけていれば回復する可能性はグッと高くなります。

 

うつ病を治した人は、正しい方法を実践してきたからこそ治ったのです。

 

でも…

人それぞれで違うんじゃない?

 

確かに人によって状況は様々です。

が、最低限やらなければいけないことは決まっています

そして実際に治した人が証明している訳ですから、それを真似するのが一番効率的です。

 

そこで今回は「うつ病の回復を遅らせてしまう習慣や行動」と、「治った人はどうやって改善できたのか」を紹介していきます。

少し長めの文章になっています。

本当に良くなりたい人だけ読み進めてください。

みなさんが出来ることからすぐに実践していきましょう♪

 

☑すぐに見たい項目があれば下のContentsからお選び頂けます

 

うつ病が治らない人の生活の特徴

お酒を飲んでいる

うつ病なのにお酒を飲んでいる人は治りません。

 

まずお酒を飲むこと自体がうつ病を悪化させたり、うつ病を引き起こす原因になります。

 

お酒は一時的に気分を高揚させるのですが、アルコールが抜けた後は一気に気分が落ち込みます。

これを繰り返すとうつ状態をどんどん悪化させてしまうのです。

 

さらにアルコールは精神薬の効果を悪くしてしまいます。

 

昼間寝て夜起きている

昼頃になってからようやく布団から出てきて、日中はほとんど活動せず、夜になってテレビやゲームをしている人は治りません。

いわゆる昼夜逆転の生活をしている人です。

 

うつ病は朝日を浴びない限り治りません。

 

朝日を浴びることでセロトニンが増えたりビタミンDの合成が促進されます。

これらの物質によって脳の機能が改善されます。

 

ですが昼間で寝ている人は朝日を浴びることができませんので改善されようがありません。

 

また本来人間の身体は日中に交感神経が優位になり、夕方から夜にかけて副交感神経が働くようになっています。

昼夜逆転すると自律神経の調節が狂ってきますので、身体の色んなところに不調が出ます。

 

これではうつ病は治りようがないのです。

 

でもさ~

夜働いて昼間寝る生活をしていても、元気な人いるじゃん

 

健康体なら昼夜逆転しようが、ダラダラ生活しようが、脳がある程度修正してくれます。

ですがうつ病になってしまったら、そのような脳の機能も正常に働きません。

まずは規則正しい生活で脳の機能を取り戻す必要があります。



運動をしていない

運動不足や全く運動をしない人はうつ病が治りません。

現在のうつ病治療では運動療法を取り入れるのが常識になっています。

 

薬と運動療法を比べた研究でも同等か薬以上の効果が得られることがわかっています。

週に3~4回、1回30分以上の運動をすることでうつ病の回復に対する効果が得られます。

 

パソコン、スマホのやりすぎ

パソコン、スマホは画面を見るだけでも相当な刺激になります。

さらにYouTubeやtiktokなどの動画、SNS、LINE、メールなどをチェックするのは脳疲労を引き起こします。

せっかく家で休養していても、これだけ交感神経を優位にする活動をしていたらあなたの身体は休まりません。

やることがなくて退屈なのは痛いほどわかりますが、電子機器で脳を疲れさせずに、紙の本で読書をするほうがリラックス効果がありますよ。

 

また、SNSで同じうつ病の人と繋がって情報交換している方もいらっしゃるかと思います。

同じような境遇の仲間ができることで「気持ちが軽くなる」「安心感が得られる」というメリットがあります。

ただし、そういう繋がりはメリットばかりではありません。

同じような症状を抱えている人達と励ましあったり、慰め合ったりすることに満足して、改善しようとする努力がおろそかになるケースもあるんです。

あまり良い言葉ではありませんが「傷を舐め合っている状態」の中に入ると、そこから抜け出すのが難しくなっていきます。

ちょっとキツイ言い方になりますが、安心感を感じたとしても、自分の病気が良くなっているわけではないことを認識してください。

 

さて、

ここまでは基本中の基本。

義務教育レベルの話です。

 

次はうつ病が治らない人の考え方や性格特性を見ていきましょう。

 



うつ病が治らない人の考え方の特徴

薬さえ飲めば治ると思っている

先ほどから説明している通り、薬を飲んで休むだけでうつ病は治りません。

生活習慣を変えずに「この薬では治らないから別の薬にしてほしい」という人はたくさんいます。

薬に依存しすぎて他の治療法を取り入れなければ永遠に治りません。

 

治してもらおうと思っている

「薬で治してもらう」

「カウンセリングで治してもらう」

「整体で治してもらう」

「お祓いで治してもらう」

誰かの力で治してもらおうと考えている人は治りません。

病気は自分の身体の中で起きているものです。

他の人の力だけで治せるはずがないのです。

 

素直にアドバイスが聞けない

うつ病が治らない人に限って、治った人の体験談を読み漁っていることがあります。

 

しかしうつ病が治った人がいくら良いアドバイスをしても、

「でもそれじゃ治らない気がするし…」

「そうは言っても、○○するのは難しいし…」

と何かと理由をつけて素直にアドバイスを受け入れないのです。

 

とりあえず素直にやってみることができない人は永遠に治りません。



行動に移さない

色んな治療法を調べるけど、調べたことで満足して行動に移さない人がいます。

いくら良い方法を見つけたとしても実践しない限りは治りませんよね。

 

結果が出ないとすぐに違うことに手を出す

うつ病は脳の病気なので、何か治療法を試したとしてもすぐに変化が見られないです。

治らない人はたった一週間くらいで「やっぱりこの方法じゃ効果ないわ」と諦めて、別の方法に手を出してしまいます。

 

やはりどんな治療法でも最低3か月くらいは継続しないと効果は現れませんので、継続できない人は治りません。

 

うつ病を完治させることに執着している

「うつ病を完全に治してやる」と執着している人は完治どころか回復が遅くなります。

 

まずうつ病には完治はありません。

というか、本当はどんな病気でも完全に元に戻るということはありません。

 

特にうつ病などのメンタル疾患と呼ばれているものは、日常生活に支障がないくらい症状が良くなればそれでOKという「寛解」と呼ばれる概念で考えます。

 

どんな人でもお腹を壊したり、風邪をひいて調子が悪くなることがあるように、時には落ち込んでしまうこともあるのです。

 

それでもしばらく休息をとることで日常生活に支障がなければ「それで良し」と考えられない人は悪い部分ばかりに執着しがちです。

 

そのような人は完璧主義ですので、

少し活動できたとしても「今日も何もできなかった」、

今の状況で出来ることがあったとしても「病気のせいで何もできない」

とマイナスに考えるため病気が回復していかないのです。

 

いきなり大きな目標を立てて挫折する

早く治して社会復帰したいの気持ちはわかりますが、いきなり大きな目標を立ててしまう人も治りません。

 

うつ病は急に治るような病気ではありません。

いくら焦っても少しずつしか改善していかないのです。

 

そこに大きな目標を立てても達成できないです。

達成できない自分を責めてしまったり、情けなくなることで症状が余計に悪化します。

 

これを繰り返している人はなかなか良くなりません。

 

そもそも大きな目標、長期的な目標を立てる人は物事が上手く行かないという研究結果もあります。

 

小さくて具体的な目標、例えば「1日10分間歩く」「1日1ヶ所掃除をする」などが大切です。

目の前の階段を1段1段登ればOK。

いや、登れなくても、1段下がっても全然大丈夫。

無理して転げ落ちていかなければ、それでよいのです。



うつ病が治った人がやっていたこと

規則正しい生活と運動

まずは朝7時頃には起きて、夜は10時頃には寝るという、規則正しい生活習慣にすることが大切です。

 

そして運動をしましょう。

朝の散歩は非常に効果的です。

 

いきなりは難しいので、10分くらいから開始して、徐々に増やし30分以上できるようになると理想です。

 

散歩をして、朝日を十分に浴び朝食をしっかりとることでセロトニンが増え、ビタミンDが合成されます。

 

また、きちんと朝日を浴びると自律神経が整っていきます。

自律神経が正常に働かなければ良い睡眠もとれませんよね。

睡眠薬に頼らずに眠ることで深い睡眠が得られるようになりますよ。

 

良い医者を見つける

病院に行くか行かないか、薬を飲むか飲まないかはあなたの自由です。

もしも病院にかかって治療をするなら良い医者を見つけてください。

 

しかし!

良い医者とはあなたの言う通りに薬をたくさん出してくれる医者ではありません。

 

なるべく薬を少なくして、相談に乗ってくれたり時には厳しくアドバイスしてくれる人です。

 

小さな目標をクリアすることで達成感を積み重ねる

うつ病の治療には自信を取り戻すことがとても重要です。

自信がつくと脳に良いフィードバックがされ、次の目標に向かって頑張ることができます。

 

大きな目標で挫折するとマイナスのフィードバックがされて、意欲がなくなってしまいます。

 

小さな成功を重ねて達成感を得ることはとても重要です。

達成しやすい目標をコツコツクリアしていきましょう。



適度に無理をする、頑張る

うつ病になったら「頑張ってはいけない」「無理は禁物」と言われますよね。

 

ですが何も頑張らず、何も無理をせずに一日中横になっていても治りません。

 

多少辛くても、自分の決めた小さな課題をこなすようにしていた人は必ず回復していきます。

 

逆に少しでも辛ければやらない、

苦しいことはやりたくないという人は永遠に治りません。

 

自分の性格を変える

ここまで読んできても、

「そうは言っても…」

「そんなこと自分にはできないよな~」

と思っている人は残念ですが治りません。

 

うつ病を治し再発を防ぐには、自分の性格や考え方、行動、習慣を変えることが最も重要なのです。

 

マイナス思考の方はプラス思考に変わろうとしない限り変わりません。

 

なんでも焦って大きな目標を立ててしまう人は、

コツコツ小さなことからやるように変わらなければ何度でも挫折して失敗します。

 

「このままの自分で治してやる」という方はどうぞそのまま続けてください。

ですが、今まで治らなかったのは治すために正しいことをしていなかった証拠です。

 

治った方は正しいことをやったから治ったのです。

それなら真似をするのが一番効率がいいと思いませんか?

 

「でも考え方はすぐには変えられない…」

 

確かにすぐには変えられません。

でもそれはトレーニング次第。

本気で治りたいなら必ず変われます。

 



誰でも自分を変えることはできる

認知療法などと難しい言葉を使うこともありますが、自分でも簡単にできます。

 

マイナス思考が浮かんだら、すぐにプラスのことに置き換える。

ネガティブなことを言ってしまったら、すぐにポジティブな言葉を言い直す。

これを意識していれば、段々と考え方が変わってきます。

 

意識をして何度も繰り返すことであなたの考えは変えることができるのです。

 

朝起きるのが辛いと思ったら、心の中で「早く起きると気分がいい」と言い聞かせてください。

そしてすぐに起きて、散歩に行ってみましょう。

絶対気分がいいはずです。

 

もしもだるかったとしても、「やっぱり気分がいいな~」と思い込むようにしましょう。

 

脳は案外簡単に錯覚するものです。

 

繰り返しているうちに、朝早く起きるのは辛いことではなく、気分がいいことに置き換わっていきます。

 

今までのあなたの性格が悪かったというわけではないんです。

病気と性格には関係がないことはわかっていますし、あなたに落ち度があったから病気になったわけではありません。

 

でも一度病気になってしまったら、そこから這い上がるのはとても大変なことなんです。

中には軽症のうちに治療をして、運良く改善する人もいます。

 

ですが長引けば長引くほど、うつ病は治らなくなります。

 

ここに書かれていることは、今までうつ病を治してきた人たちが効果を実証してくれたものばかりです。

 

あなたの病気を治すためにもぜひできることから実践してみてください。

 

正しいことをコツコツ行っていれば必ず成果は出ます!

焦ることなく今できることを続けていきましょう。

 

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よろしくお願いいたします ~ココロデザイン カウンセラー「K」~

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このコラムを書いた人

フリーランスカウンセラー:「K」

病院での臨床経験は約20年。
自身も重度のうつで3年間寝たきり生活を経験。
現在はフリーのカウンセラーとして活動中。

幼い頃からずっと犬と暮らす愛犬家です♪
主にメンタル疾患、職場の悩みなどの相談を解決します。

ココロデザインカウンセリングルーム

公式ホームページ⇒https://kokorodesign.asobeba.com/

 

 

シリーズ~うつ病~👇

PART2:うつになってしまった「あなたの苦痛を減らす為にやって欲しいこと」

PART3:うつの正しい過ごし方「テレビを観てゴロゴロしてたら絶望的!治す為に必要なのはコレ」

 

こちらも合わせてご覧ください👇

→健康な人が抗うつ剤を飲んだらヤバい?「メリットなし。危険なだけ」

→深読みしすぎる人の特徴と対処法「先回りして考えたり行動するから疲れる」

 

POSTED COMMENT

  1. より:

    トイレに行く気力はないが、漏らすと起きて動けます。22歳女です。
    そのくらいの人でも気力で動けるようになりますか。出来なことが増える。日々悪化しています。

    • K より:

      気力や気合いは必要ありません。
      なるべく早く、正しい対処をとることが大切です。

      あなたの症状は詳しく存じ上げませんが、今は何も考えずに脳を休ませる段階のようです。
      刺激になるものは徹底的に避けて下さい。
      他人に頼れるものは全て頼って、自分の負担をなくしてください。

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