ペットロス

亡くなった愛犬の供養はどうすればいい?お寺、自宅、一番いい方法は?

愛犬の旅立ちは辛く哀しいものです。

しかし我々人間と同様に犬達にもそれぞれで決まった寿命があるので、いつかはお別れしなければなりません。

もしその時が来たら、今まで沢山の喜びと愛を与えてくれたワンちゃんに感謝し、最も良い方法で供養してあげたいですよね。

ですが、「どのように供養すれば良いのかわからない」「供養に必要な物品がわからない」という人も少なくありません。

 

そこで今回は、愛犬に対する最善の供養についてお話していきます。

現在では人間と同じように葬儀をして、火葬後にペット専用の霊園に立派なお墓を建てて納骨する人が増えています。

ですが結論から申し上げますと、あなたがしてあげたいと思うものが愛犬にとって最も良い供養になります。

無理に立派な葬儀をあげたり、立派なお墓を建てる必要はないのです。

あなたが出来る範囲で、愛犬にしてあげたいことをする

それが最善の供養です

形ばかりにこだわっても、想いや気持ちがなければ意味がありません。

逆に愛犬に対する感謝と愛情があればどのような方法でも喜んでくれます。

ですのであなたがしてあげたいことを、(予算なども考えて)出来る範囲でしてあげて欲しいです。

 

そこで今回は愛犬の供養について、次の内容を中心に紹介していきます。

※各項目をクリックするとすぐに内容を見ることができます。

 

~ペットロスで苦しみを抱えている方へ~

このページをご覧になっている方の中には、ペットロスを抱えている人もいらっしゃることでしょう。

あなたの心が少しでも穏やかになれば…

そんな想いを綴っていますので、併せてご覧ください。

→亡くなった犬に会いたいと思っている方へ。もう一度愛犬に会う方法はあるのか?

→「死んだ犬に謝りたい」後悔で苦しんでいるあなたへ

 

愛犬の旅立ちから埋葬までの一般的な流れ

愛犬の最期から埋葬までの流れは一般的には以下の通りです。

※各項目をクリックするとすぐに内容を見ることができます。

①愛犬を看取る

かわいい愛犬が亡くなるのはとても辛く悲しいものです。

沢山の喜びと想い出をくれた大切な愛犬のために、出来るだけ綺麗に最期を飾ってあげましょう。

亡くなった後は体液が漏れることが多いです。

もしお別れで抱きしめたい場合には、タオルをお尻部分に当てて、優しく抱きしめてあげましょう。(腹部を圧迫すると体液が漏れてしまいます)

体液が出てしまったら、タオルやガーゼをぬるま湯で濡らして、丁寧にふき取ってあげて下さい。

【ご遺体の安置方法】

なるべく涼しいお部屋を選んで安置します。

丈夫な段ボールやペット用棺桶にバスタオル、ペットシートなどを敷いて愛犬を寝かせます。(タオルで頭の方を少し高くします)

また、段ボールなら一番したにビニールシートを敷いたほうがいいです。

お気に入りだった布団やクッションに寝かせてあげたら喜ぶと思います。

気温にもよりますが、ワンちゃんは数十分から2時間ほどで死後硬直が始まり手足が伸びた状態になります。

手足が伸びた状態だと棺や火葬炉に入らないことがあります。

なるべく早めに手足を揃えて、出来る限り胸のほうに優しく曲げてあげましょう。

毛並みを整え、ぬるま湯で濡らしたタオルで全身を綺麗にしてあげてください。

生前好きだった食べ物、お花、おもちゃなどを一緒にお供えしてあげましょう。(金属やプラスチックなど火葬できいものは葬儀社にご確認ください)

※暑い時期はドライアイス、保冷剤、氷で頭とお腹を冷やし、ご遺体の腐敗を防ぎます。

安置が整ったら、ペット葬儀社やペット霊苑へ連絡します。

葬儀のために「愛犬の写真」や「愛犬への感謝の手紙」「大好きだったおやつやおもちゃ」を準備しておきましょう。

 

ペット葬儀社やペット霊苑へ連絡する

安置が終わったらペット葬儀社やペット霊苑へ連絡します。

一般的には、

1.葬儀社(霊苑)にご遺体を運び、葬儀をしてから火葬する

2.葬儀社(霊苑)のスタッフが葬儀に必要なものを自宅まで運び、自宅で葬儀を行う→その後出棺、火葬場で火葬をする

3.葬儀社(霊苑)のスタッフがご遺体を引き取り、火葬場で合同火葬をする

4.移動火葬車で自宅前(あるいは指定した場所)で火葬する

といったパターンがあります。

 

中には「一夜くらいは家族みんなで過ごしてあげたい」「お別れに間に合わない家族や知人がいる」という方もいらっしゃると思います。

その場合もまずは葬儀社に連絡して火葬の時間を相談しておきます。

最近では人と同じ形式でお通夜から葬儀を行う葬儀社・ペット霊苑も出てきました。

 

また、「火葬だけする」「合同火葬する」「お骨は返却されない」といった条件付きのプランもあります。

そして予算も大切なことです。

冒頭でも書きましたが、あなたがしてあげたいと思うものが愛犬にとって最も良い供養になります。

後から後悔しないように、あなたが十分納得できる所にお願いして下さい。

 

③葬儀をして、火葬する(または、葬儀はせずに火葬のみする)

葬儀は30分くらい、火葬は小型犬で1時間くらいが一般的です。

合同火葬の場合は火葬に立ち会えないのが殆どです。

「②ペット葬儀社やペット霊苑へ連絡する」の段階で納得できる所を選んでおきましょう。

 

④骨壷へ収骨する(または、収骨せずにそのまま埋葬、納骨する)

火葬が終わると家族で骨拾いをして、骨壺に納めます。

ですが、移動火葬車などではセレモニースタッフが代わりにお骨上げをするため、家族が骨拾いできないプランもあります。

「②ペット葬儀社やペット霊苑へ連絡する」の段階で納得できる所を選んでおきましょう。

納骨とは、ご遺骨をお墓などに納めることです。

骨壷にご遺骨を納めることも納骨と言いますが、普通は骨壺に納めることは収骨で、納骨はお墓にご遺骨を埋葬することを意味します。

 

⑤一旦遺骨を自宅に引き取り忌日(49日等)に霊園に納骨、埋葬する

収骨を終えたら、

1.ペット対応霊苑の納骨堂やお墓に納骨する(あるいは一旦引き取り、49日間自宅で供養してから霊苑に納骨する)

2.霊苑の合祀墓に合同埋葬し、その後は永代供養してもらう

3.遺骨を家に持ち帰り、自宅の仏壇等に納める(手元供養)

4.自宅の庭に遺骨を埋葬する

などの方法で供養します。

上の4つ以外にも「5.人とペットが一緒に入れるお墓に納める」という方法もありますが、正式に対応できる所が少ないのが現状です。

そうなると現在所有しているお墓に入れることになりますが、、、

おそらくお寺の住職さんや墓地の管理者に確認すると「ダメです」と断られるはずです。

ですので中にはこっそりと入れる人も少なくありません。

 

本来は人も犬も同じ命ですし、家族なのですから一緒のお墓に入って当然です。

ただ、誰もがそういう考えを持っているとは限りませんよね。

「ペットの骨を入れるとは何事だ!」と言う人たちもいます。

霊苑の管理者やお寺の住職さんも、例外を作る訳にはいきませんので、正式には認めるわけにはいかないのです。

 

そうなると愛犬の供養の種類は上の「1」~「4」が一般的となります。

詳しい内容は次の「愛犬の供養の種類」で紹介していきます。



 

愛犬の供養の種類

愛犬の供養には大きく分けて下の6つの方法があります。

愛犬の供養として、現在最も一般的なのが「4」の手元供養です。

また、「3」の永代供養や「1」の納骨堂で愛犬を供養する方も多いです。

もちろんどれが一番良いということはなく、「あなたが出来る範囲で、愛犬にしてあげたいことをする」のが最善の供養です。

あなたがしてあげたいと思うものを選んでください。

 

1.ペット対応の霊園・寺院の納骨堂に納骨する

納骨堂は多くのペット霊園・寺院が備えている屋内のお墓のようなものです。

愛犬の遺骨を収めた骨壺を安置して供養します。

棚型のタイプとコインロッカータイプがあり、それぞれに合同タイプ、個別タイプがあります。

合同タイプは他のワンちゃんやペットちゃんと共同の棚に安置します。

合同棚ですので、詰めて入る場合もあります。

個別タイプは1家族が1個の棚を使用できるものです。

 

費用は霊苑によって違いますが、年間使用料という形で1年ごとに契約していく所が多いです。

合同納骨棚で年間3,000円くらい~

個別納骨棚で年間6,000円くらい~

といった感じです。

またペットの納骨堂では、定期的に僧侶を招いて供養のために法要をあげてくれる場所も多いですので確認してみましょう。

 

2.ペット対応霊園・寺院の個別墓地に埋葬する

屋外タイプのペットのお墓の一つが個別墓地です。

個別墓地は墓石や塔婆を配した、いわゆる一般的なお墓です。

決められた区画に墓石を配して遺骨を個別に埋葬します。

広大な土地が必要となりますので、個別墓地を有する霊苑や寺院は限られています。

 

墓石の費用は大きさや材質によって様々ですが、最近では数万円から買えるようになっています。

個人墓地の永代使用料と墓石代を合わせると120,000くらい~の費用がかかります。

また、個別墓地では年間の維持管理費も別途かかる場合もあります。(10,000円くらい~)

 

ペットの墓石にも非常に高価なタイプがありますが、お金を沢山かけたから良い供養になる訳ではありません。

あくまでもあなたの気持ちが大切ですので、出来る範囲で選ばれるのがいいと思います。

※霊苑によっては墓石とセットでの料金になっている場合もあります。

 

3.ペット対応霊苑の合同供養塔(共同墓地)に埋葬し、その後は永代供養する


画像は実際の合同供養塔

 

永代供養とは、お墓参りができない、もしくはお墓参りをしてくれる人がいなくても、その霊園管理者、お寺など墓地を管理する会社が、永代にわたって管理、供養をしてくれることです。

一般的にペットの永代供養というと、他家のペットと一緒に合同埋葬して、定期的に僧侶の方が読経を行ってくれます。(合同法要)

そして合同で入る墓地のことを合同供養塔(永代供養塔)といいます。

※霊苑や寺院によっては、合祀墓(ごうしぼ)、合葬墓(がっそうぼ)とも言われます。

また、納骨堂や個別墓地でも永代供養をしてくれる所もあります。

合同供養塔は個別のお墓と同様にいつでもお参りできます。

 

合同埋葬で永代供養する場合の費用は無料~20,000円くらいが相場のようです。

注意点としては、

基本的に一旦合同埋葬した遺骨の返骨や納骨堂への移動はできません。

必ずよく納得してから決めるようにしてくださいね。

 

4.仏壇などを置いて自宅で供養する(手元供養)

手元供養とは、自宅に愛犬専用の仏壇を置いて、分骨した遺骨を納めたり、ペンダントに遺骨の一部を入れて供養することを言います。

「遺骨になっても離れるのは寂しい」

「ずっと自分の側にいてほしい」

という方も多く、最近増えている供養の方法です。

~分骨とは?~

分骨(ぶんこつ)とは、亡くなった方の遺骨を2カ所以上の場所に分けて納骨し、供養することをいいます。

「お墓が遠方にあって通うのが大変だから遺骨の一部を近くのお墓に納めたい」という場合や、手元供養をしたい時に分骨します。

人間の場合には分骨証明書を発行しますが、ペットの分骨には必要ありません。

葬儀社、霊苑、火葬業者によっては分骨できないこともありますので、事前によく確認してください。

 

愛犬の手元供養は、

・仏壇を設置し、分骨した遺骨を骨壺に納める

・分骨した遺骨をカプセルに納めていつも身に付けておく

・仏壇や仏具だけを置いて供養する

という3つの方法が一般的です。

 

分骨用のミニ骨壺、ペンダントは色んな種類が市販されています。


画像出典:楽天

 

また、仏壇は特に立派なものを買う必要はなく、写真立て、水入れ、ろうそく立て、供養皿、お花立て、香炉などを準備すれば大丈夫です。

おしゃれで可愛らしいペット用の仏具セットも市販されているので、愛犬のイメージに合ったものを選べば喜んでくれますね。

 

5.自宅の庭に埋葬する

ペットの遺骨は法律的には「物」として扱われるので、自宅の土地に埋葬することができます。

愛犬が大好きだったお庭に埋葬し、お墓を建立したり、草木やお花を植えて供養してあげたら喜びますよね。

ただし、

「庭に骨を埋めたら不幸になる」というような迷信を信じている人もいます。

家族や周りの人の理解を得ることも大切です。

ワンちゃん用の小さいお墓なら比較的安価で立派なものが市販されています。


画像出典:楽天

 

6.愛犬と人が一緒に入れるお墓に埋葬する

近年では「大切な愛犬と一緒のお墓に入りたい」という方が増えています。

ですが既存のお墓だと「動物の骨を一緒に入れることはできない」という所が殆どです。

そうなると、人とペットが一緒に入れるお墓を探すことになります。

徐々にそのような霊苑も出てきていますが、まだまだ少ないのが現状で費用も高額になります。

→全国のペットと一緒に入れる霊園を見る

 

以上「1」~「6」までが一般的な愛犬の供養の方法です。

あなたがしてあげたいと思うものが愛犬にとって最も良い供養になります。

 

形ばかりにこだわっても、想いや気持ちがなければ意味がありません。

愛犬に対する感謝と愛情があればどのような方法でも喜んでくれます。

ですのであなたがしてあげたいことを、(予算なども考えて)出来る範囲でしてあげて欲しいです。



愛犬の四十九日法要

四十九日とは

四十九日とは仏教用語のひとつで、命日から数えて49日目に行う追善法要のことです。

仏教では人が亡くなると初七日から七日ごとに極楽浄土へ行けるかの裁判が行われるとされており、四十九日は受けたお裁きにより来世の行き先が決まるもっとも重要な日でです。

※七七日(なななぬか・しちなのか)と言う場合もあります。

 

そこで、四十九日では故人の成仏を願い極楽浄土に行けるように、家族や親族、友人などを招いて法要を営みます。

また、納骨も四十九日以降に行うのが一般的です。

 

犬の場合も四十九日法要は必要?

四十九日の法要が必要ということはありません。

もしあなたが「やってあげたい」と思えば、行ったほうがいいですし、「必要ない」と思うならしなくても良いです。

人間の場合、四十九日法要は死別の悲しみを整理する期間とも言われます。

愛犬を喪った飼い主さんの心を癒やす為にも、四十九日法要をするケースが増えてきました。

ですが、「みんなが行っているからしなきゃダメ」というのではなく、あくまでもあなたがしてあげたいかどうか?という気持ちが大切です。

 

四十九日ですること、準備するもの

愛犬の四十九日には人間と同様の法要を行います。

具体的には、自宅に保管していた愛犬の遺骨を納骨し、お坊さんにお経を読んでもらいます。

準備するものとしては、お供え物(好物だったものやおもちゃ)とお花などです。

 

四十九日で必ず納骨しなければダメ?

また、「四十九日で必ず納骨しなければいけない」という決まりもありません。

まだ離れるのが寂しい、49日間では心が整理できないという方は、もうしばらく自宅に置いていたとしても問題ないのです。

中には「動物の骨は身近に置いておいてはいけない」という地域や言い伝えもあるのは確かです。

ですが人それぞれで心の整理がつくまでの時間は違いますよね。

四十九日という区切りに囚われず、「納骨してもいい」と思えるようになったらすればいいです。

 

ただし、いつまでもずっと遺骨を持っていることはできません。

肉体はこの世からの借り物ですので、いつかは還さなければならないのです。

ペットロスを長引かせてしまう原因にもなりますので、時期を見計らって納骨してください。

遺骨の一部でいいから取っておきたいという方は、先ほどお話ししたように分骨して手元供養されたら良いと思います。

→愛犬の手元供養について見る

 



愛犬のお盆

お盆とは、故人の霊魂(たましい)が浄土からこの世(現世)に戻ってこられる期間のことです。

簡単に言えば「故人やご先祖様が家に帰ってくる日」ということですね。

お盆の期間には、亡くなった人の精霊をお迎えして供養をします。

現在では8月15日を中心に8月13日~16日頃に帰省をしてお墓参りをする方が多いと思います。

もちろん天国に行った愛犬も同様に、お盆にはお家に帰ってきて、あなたやご家族と一緒に過ごします

ここではお盆に愛犬をどうやってお迎えしたらいいのかを説明していきます。

 

愛犬のお盆の迎え方

愛犬のお盆も、基本的には人を迎える時と手順は同じです。

普段より少し豪華なお供えやお飾りを用意して暖かく迎えてあげましょう。

これから一般的な例を書きますが、必ずこうしなければいけないという決まりはありません。

例えば「迎え火」なんて現在の住宅事情からすれば無理なことが多いですよね。

あなたの出来る範囲で納得できることをすればいいのでご安心ください。

 

【お盆にやること】

⓵お墓、お仏壇の掃除

お墓が近くにある方はぜひお迎えする前に済ませておきましょう。

遠方にある場合はお墓参りの時に綺麗に掃除してあげましょう。

 

②盆棚(精霊棚)の準備

地域によって違いますが、盆棚(精霊棚)を設置して、ナスやキュウリで作った牛や馬、お花・供物・故人の好物・季節の野菜や果物などを飾ります。

犬の場合は、想いでの写真、好物だった食事やおやつ、お気に入りのおもちゃ、首輪・ハーネスなどを飾ってあげます。

可愛らしいペット用のお迎えセットも市販されています。


画像出典:Amazon

 

③迎え火・送り火

「迎え火」は帰ってくる故人やご先祖様が迷わないように、「家はここですよ」と目印にしてもらう灯りです。

迎え火は8月13日(一部の地域は7月13日)の夕方に行われます。

送り火は、迎え火同様に家に帰ってきたご先祖様を送り出すために焚く火のことです。

一般的には8月15日か16日の夕方に炊きます(一部地域では7月15日や16日)。

迎え火と送り火は「おがら」という麻の皮を家の前で炊いていましたが、住宅地やマンションでは火を使うのが難しいですよね。

そこで盆提灯やろうそくで代用するのが一般的となっています。

 

④お墓参り

愛犬のお墓や納骨堂、合同供養塔などをお参りします。

ところで、

「お盆期間中は家に帰ってくるからお墓は留守なのでは?」

と思う方もいるかもしれませんね。

本来、お盆のお墓参りは、故人やご先祖様の霊魂を迎えに行き、一緒に帰って数日を共に過ごしたあと、再びお墓に送り届けるというものでした。

ですので、

「昔はお盆の始めと終わりの2回お墓参りをしていた」

という方もいらっしゃるかと思います。

 

もともとの意味やしきたりがどうであれ、お墓は愛犬のご遺骨が眠る場所です。

お盆には綺麗に掃除をして、お供えものやお花を飾って感謝の気持ちを伝えましょう。



 

亡くなった愛犬の供養:まとめ

では最後にもう一度おさらいします。

愛犬の供養には大きく分けて下の6つの方法があります。

この中で「どれが一番良い」ということはありません。

あなたがしてあげたいと思うものが愛犬にとって最も良い供養です。

無理に立派な葬儀をあげたり、立派なお墓を建てる必要はないのです。

「あなたが出来る範囲で、愛犬にしてあげたいことをする」

 

大切なのは愛犬に対する感謝の気持ちなのです。

肉体は骨になって、大地に戻ったとしても愛犬の魂はずっとなくなりません。

あなたにもう一度出逢えることを楽しみにしながら、いつも見守っていてくれます。

 

あなたが話しかければ必ず応えてくれますよ。

姿は見えなくても、いつもそばにいますので、

楽しかったことや悲しかったこと、

毎日色々話してあげてください。

 

いつも感謝の気持ちを忘れずに、愛犬のことを偲ぶのが最善の供養ですよね!

 

ペットロスで苦しんでいる方へ

ペットロスは犬を愛する方なら誰にでも起こりうるものです。

愛犬を喪った方で、「こんなに苦しいのは私だけなんじゃないか」と悩む人もいますが、決して特別な病気などではないです。

人間であれ動物であれ、大切な存在を喪った者なら誰もが避けて通れない険しい通過点なのです。

愛情が深ければ深いほど、喪った時の悲しみは大きく、それだけ愛犬を大切にしていた証拠です。

 

ですが、悲しみや辛さを一人で抱え込んでしまうと重いペットロスの状態になってしまうこともあります。

ある程度は時間が解決してくれますが、どなたか理解のある人に話を聴いてもらい、苦しい想いを外に出すことが大切です。

 

中には死別の悲しみによって身体症状や精神症状が現れ、精神科や心療内科を受診してお薬をもらって対処するケースも見られます。

 

ただし、病院で処方されるお薬(抗不安薬、抗うつ薬、睡眠導入剤など)を使って一時的に楽になることはあっても、悲しみや苦しみが消えてなくなる訳ではありません。

むしろお薬で誤魔化すことで、症状が悪化する人も少なくないのですし、お薬は副作用にも注意が必要です。

 

そういった面からも、病院で安易に薬を使うよりも、カウンセリングを受けることをおすすめしています。

ですが一般的なカウンセラーは、犬を愛する人の気持ちが理解できません。

残念なことに「たかが犬のことで…」と考えている人達もいるのが現実です。

カウンセリングを受ける場合は、一般的な病院などではなく、ペットロスを専門にしている所を選ぶのが重要になります。

 

もし、寂しさや悲しさをどうすればいいのかわからず困っている、辛い気持ちを誰かに伝えたいという方がいらっしゃいましたら、記事下のコメント欄に書き込んでください。

 

※みなさんのコメントには一つ一つじっくり時間をかけて読ませて頂き、丁寧に返信したいと思っています。

そのため時間がかかることがありますのでご了承ください。

また、返信してもみなさんのところに通知がいく訳ではありませんので、お手数ですがもう一度このページを開いてご確認ください。

よろしくお願いいたします ~ココロデザイン カウンセラー「K」~

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このコラムを書いた人

フリーランスカウンセラー:「K」


病院での臨床経験は約20年。

自身も重度のうつで3年間寝たきり生活を経験。
現在はフリーのカウンセラーとして活動中。
幼い頃から犬と一緒に暮らす愛犬家です。

 

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