コラム

亡くなった犬の気持ち。あの子はどんなことを思っていたのか?

 

私たち人間と犬では言葉が違います。

だから最期のお別れの時にも、互いに言葉を交わすことはできません。

 

何を望んでいたのか、

一人で行くのは寂しくないか、

私の元にやってきて後悔はなかったか、

 

この子は本当に幸せだったのだろうか…

 

「自分のところにきたばっかりに、かわいそうなことをしてしまった」

と罪悪感を感じている方もいるかもしれません。

 

でもそんな風に思わないでください。

 

あなたが愛した子は、あなたに会うために、天から命の時間を授かってやってきたのです。

 

 

あなたと会って一緒に暮らしたいから、

 

あなたより命が短く、辛い別れが訪れることを承知であなたの元にやってきました。

 

 

だからあなたと一緒にいることができた時間は、とても幸せでした。

 

 

 

また、犬は最後まで生きることを諦めません。

 

犬は自分に残された命の時間を知っています。

でもあなたと少しでも一緒にいたいので、

最後まで一生懸命生きようとします。

 

だから後悔なんてしないのです。

 

ましてやあなたを怨んだりなんてしません。

 

最後に犬が抱くのは『あなたへの感謝の気持ち』です。

 

 

「家族にしてくれてありがとう。楽しかったよ。また会おうね。」

 

 

犬はあなたにもらった愛情に満たされて、穏やかな世界へと旅立っていきます。

 

その時にはもう痛みや苦しみはありませんので安心してください。

あるのはあなたの愛情と楽しかった記憶だけです。

 

 

だからあなたも後悔はしなくていいんですよ。

 

あの子が感謝しているのですから、あなたもそれに応えてあげてくださいね。

 

でも悲しみを無理に抑える必要はありません。

 

泣きたいときは泣いてください。

 

悲しみがいつか感謝の気持ちに変わる時がやってきます。

 

あの子もちゃんと見守っていてくれますよ。

 



若くして亡くなった犬

若くして愛犬を喪った方は、「自分のせいで寿命をまっとうできなかった」と責任を感じてしまうことでしょう。

 

ましてや、それがはじめて飼う犬だったならば、知らなにこともあったでしょうし、もしかしたら間違ったこともしていたかもしれません。

 

それだけに、尚のこと、

「私の元にやってこなければ…」

「別の飼い主のところで暮らしていれば…」

と思い悩んでしまいます。

 

中には「私を怨んでいるのではないか」「私の所に来たことを後悔しているのではないか」と考えてしまうこともあります。

 

このようなことから、若くして犬を亡くすと、自分を責めるばかりで後悔だけが大きくなり、犬への感謝の気持ちを持つことができません。

 

「あの時留守にしなければ…」

 

「すぐに病院に連れて行っていれば…」

 

自分が違う選択をしていれば、こんなに早く亡くならずにすんだのではないか?

寿命をまっとうできたのではないか?

 

後になって思えば、別の選択肢を選ぶことができたように思えます。

 

しかしその時は様々な事情をふまえた上で、最善のことをしていたはずです。

何も罪悪感を感じる必要はありません。

 

それに犬の命の時間は、あなたに会う前から決まっていました。

短い命とわかっていながら、

それでもあなたに会いたくて、

あなたと一緒に暮らすことで幸せになりたくて、

この世にやってきたのです。

 

そうです、

あの子は「例え短い命でもいい」と全てを受け容れて命を授かったのです。

 

ですから、

「短い命でかわいそう」ではなく、

「短い時間でも私と一緒に暮らしてくれてありがとう」と言ってあげてくださいね。

 

 

どんなに気を付けていても、

どんなにお金と時間をかけてケアしていたとしても、

 

「短い命でもいいから」という想いでやってきた子たちは、

 

定められた命の時間に応じて生涯を終えます。

 

 

その反対に、長い命を授かった子たちは、

 

どんなに試練や危機があったとしても、

 

それを乗り越え、決められた命の定めがくるまで生きていくのです。

 

 

犬達は、この世で大好きな飼い主と一緒に過ごし、

命の定めを迎えると、

誰のせいでもなく時を終えます。

 

 

あなたが犬に与えた愛情は、時間の長さでは計ることなどできません。

そして犬からもらった愛情も同じことです。

 

人間は生きた年数で考えてしまいますが、

犬は長生きの子を羨ましいとは思いません。

 

例え何歳であろうと、何か月だったとしても、

あなたのそばで過ごせたことが幸せだったのです。

 

ですから何歳で時を終えようとも、それは「天寿」です。

天から与えられた幸せな時間だったのです。

 



出会いがあれば別れがある

 

もしも最初に出会わなければ、辛い別れはなかったでしょう。

 

もしもあの子を愛さなければ、こんなに苦しむことはなかったでしょう。

 

出会いには必ず別れがあり、どんなに愛し合っていたとしても、いつかは別れがやってきます。

 

「奇跡的に出会い、一緒に過ごせる時間というのは二度と巡って来ない一度きりのもの」

 

そんなことは誰でも知っています。

 

でも、もしこんな辛い別れがあるとわかっていたなら、

もう一度あの子と出会いたいですか?

 

それとも辛く苦しい想いをしたくないから、もう出会いたくないですか?

 

 

犬達はこう思っています。

「例え辛い別れがあったとしても、命の時間が短かったとしても、またあなたに出会いたい」

 

犬は命の定めを受け入れてこの世に生まれてきました。

 

全てはあなたに出会うためです。

 

あなたがいたからこそ、犬達は命を授かることができ、そして幸せな時間を過ごせたのです。

 

 

「後悔なんてしていないよ。

一緒に居てくれてありがとう。

また会える日をずっと待ってる。

いつまでも大好きだよ。」

 

 

あの子はあなたに感謝しています。

 

だから別れを悲しむよりも、あなたもあの子に感謝しましょう。

今すぐじゃなくてもいいです。

いつかありがとうと言える日がきっと来ます。

 



ペットロスで苦しい想いをしている方へ

 

このページをご覧になっている方の中には、ペットロスを抱えている人もいらっしゃることと思います。

 

ペットを喪った悲しみはなかなか消えませんが、辛い気持ちを誰かに話したり、本を読むことで少しばかり気が楽になることもあります。

 

気持ちを楽にしてくれた本

 

寂しさや悲しさをどうすればいいのかわからず困っている、辛い気持ちを誰かに伝えたいという方は記事下のコメント欄に書き込んでください。

 

~ペットロス関連の記事~

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POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    Kさんへ。あなたのコラムを読んで私は愛犬を亡くした悲しみ、苦しみからほんの少し救われました。Kさんのコラムは私の心を温かく包み込んで、悲しみの中に溺れてしまうのを救ってくれました。ありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。

    • K より:

      コメントありがとうございます。
      あなたの愛犬に対する想いと、愛犬があなたに抱いている想い、お互いに愛して感謝し合う気持ちが優しさになって心が温かくなったのだと思います。
      本当に愛おしい存在ですね。

  2. ひとこ より:

    先日亡くなった愛犬にどうにか会える方法が無いかと探していたらこちらのコラムを見つけました。
    私の運転する車が事故にあい、同乗していた愛犬(3歳)だけが亡くなってしまいました。
    翌日は彼と出会って三年目の記念日でした。
    短い生涯になってしまって、連れ歩いた後悔や、ご飯を食べる前に亡くなった彼に申し訳ない気持ちから食事が出来なくなりました。食べたい欲求が無くなりました。
    そんな中こちらのコラムをみて、救われました。
    自分が救われたいだけなんじゃないかと、自分の罪を誤魔化したいだけなんじゃないかと、こちらのコラムを友人に読んでもらって、言われました。
    わんこたちは純粋だから、感謝してるとおもうよ
    長くなりましたが、このコラムがもっといろんな人に知ってもらえたら良いなと思いました。ありがとうございます

    文章にするのが下手ですみません

    • K より:

      ひとこさん、コメントありがとうございます。
      3歳の愛犬が亡くなったとのこと、残念で仕方ありません。心からお悔み申し上げます。
      ひとこさんも大変お辛い経験をされて何と言葉をかければいいのかわかりません。

      交通事故で突然天に召されてしまい、混乱、虚無感、罪悪感などに押しつぶされてしまっているのではないでしょうか。
      愛犬もこのような形でお別れするのは無念だったと思います。

      ただ、犬達は自分の寿命の長さ、命の時間を知ったうえでこの世に生を受けているそうです。
      その上で、ひとこさんと出会い、一緒に時間を過ごしました。
      色んなところに連れていってもらえて幸せでした。
      3歳という時間は短いように思えますが、あなたは精一杯の愛情を注いでおられ、愛犬もまたあなたのことを愛していました。
      できることならもっとあなたと一緒にいたかったはずですが、運命をしっかり受け入れて最後まであなたに感謝していたのです。

      「彼に申し訳ない気持ちから食事が出来なくなりました」
      「自分の罪を誤魔化したいだけ」
      とおっしゃいますが、そもそもあなたに罪はありませんし、愛犬も謝って欲しいなんて思っていませんよ。

      あなたに感謝の気持ちでいっぱいです。

      愛犬がいない寂しさ、虚しさはこの先も簡単にはなくなりませんよね。
      でも、申し訳ない気持ちが少しずつ感謝の気持ちに変わっていったらいいのではないでしょうか。

      偉そうな言い方に聞こえるかもしれませんが、私はそんな風に思っています。

      くれぐれもお体ご自愛下さいね。

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