コラム

「犬が死んだ…悲しい…」なぜ愛犬の死はこんなにも苦しいのでしょうか

 

愛犬の死はどうしてこんなにも悲しく、そして辛いのでしょうか。

 

犬はあなたと出会うために、大切な命の時間を授かって、可愛らしい姿を借りてやってきました。

 

あなたと出会うことで、名前をつけてもらい、ご飯を一緒に食べ、毎日散歩に連れて行ってもらい、きれいにお手入れされて、本当の家族になれたのです。

 

人間と犬とでは見た目や言葉の違いはありますが、心と心で繋がることでお互いの愛情を分かち合うことができます。

 

ずっと一緒に過ごすうちに、言葉を交わさなくても通じ合える感覚がありましたよね。

 

そうしているうちに、あなたにとってかげがえのない存在として、いつもそばに寄り添ってくれていたことでしょう。

 

あなたがキッチンに立てば、その様子をじっと見つめ、あなたが話しかければ耳を澄まし、あなたが出かければ窓から見送り、そして尻尾をふって出迎えてくれる。

 

いつでもあなたに関心を寄せてくれて、いつの間にかあなたにとっては、『一緒にいるのが当たり前』『いなくなることなんて考えられない』という関係になっていたことでしょう。

 

それはもう、人生で最良のパートナー、唯一無二の存在でしたよね。

 

それだけ大切な者を亡くしたのですから、悲しいのも苦しいのも当たり前です。

どれだけ泣いても、どれだけ苦しんでもおかしなことではないのです。

 

素直な気持ちで泣いていい

 

愛する者の死に、「人間だから」とか「動物だから」などの区別はありません。

 

あなたと愛犬の間に深い愛があったからこそ、とても悲しく、苦しいのです。

愛犬を愛し、そしてあなたも愛されていたからこそ辛いのです。

 

残念なことに、この世に生まれながら、自分以外の存在を本気で愛せない方もいます。

しかしあなたと愛犬の間には確かな愛情がありました。

 

それは誇らしく、そして尊いものです。

愛する者をうしなった悲しみ、

この悲しみは決して避けて通れるものではありません。

 

そして愛情が大きければ大きいほど、たくさん涙があふれてきます。

ですからどうか我慢せず、素直な気持ちで涙を流してください。

 

もしかしたら、その涙には「あの時〇〇してあげていたら…」「もっと○○してあげれば良かった」と後悔の想いが混じっているかもしれません。

 

でもそんなに謝らなくても大丈夫です。

今となっては、もっとしてあげられたことがあったと感じるかもしれませんが、その時は最善を尽くしたはずです。

 

今考えればもっといい方法があったとしても、あなたはやれるだけのことをしてあげました。

 

可愛い名前を付けてあげて、あんなに小さかった子を大事に大事に育てました。

 

時には大きな声で叱ったこともあったでしょうし、

「あっちに行って」と冷たくあしらってしまったこともあったでしょう。

 

誰しも愛犬をうしなった途端、酷いおこないをしてしまった自分を責めてしまいます。

 

でもそれは、あなたと愛犬の間にある愛情の大きさに比べれば、ほんの些細なことなのです。

 

あなたはいつも愛犬のことを考え、寂しい想いをしないようにとなるべく一緒にいてあげたではないですか。

 

愛犬が喜ぶだろうと、美味しそうなお肉を買ってあげたこともあったでしょう。

 

どんなに疲れていても散歩に連れていってあげましたよね。

 

そんなあなたを責めたり、恨んだりすることはありません。

 

旅立って行った愛犬が言いたいのはこれだけです。

 

「優しくしてくれてありがとう、本当に楽しかったよ。また会おうね。」

 

あなたのことが大好きだったあの子は、いつもあなたに感謝しています。

そしていつかまた再会できることを心待ちにしています。

でも今はあなたとの楽しい思い出だけで十分なのです。

 

ですからあなたも先立った愛犬に「ありがとう」と言ってあげましょう。

そして素直にたくさん泣いてください。

 

ただしいつまでも後悔の涙を流すのは良くありません。

 

犬たちはあなたの心は何でもお見通しです。

「あの時はごめんね」

と言われればすぐにわかります。

 

だからいつまでも自分を責めるのはやめましょう。

 

「そんなの何とも思ってないよ。最後まで一緒に居れて嬉しかった。ありがとう。」

あの子はそう語りかけています。

 

あなたも「ありがとう」と伝えてあげてください。

そして、愛犬との楽しい思い出を振り返りながらたくさん泣いてあげましょう。

 



 

でも「いつまでも泣いていたら犬が悲しむ」という人もいます。

確かにあなたが後悔の気持ちに苦しんでいるのなら愛犬はとても悲しむでしょう。

犬はあなたを悲しませたり、苦しませるために亡くなったのではありません。

 

ですが、それが感謝の涙だったとしたら、犬たちにとってそれほど嬉しいものはありません。

 

では犬が傍にいない寂しさの涙はどうでしょうか。

 

あなたにとってかけがえのないあの子の命は、決してこの世から消えたわけではないのです。

 

目には見えないかもしれませんが、いつまでもあなたのことを見守ってくれています。

あなたが嬉しいと思えば、それを見ている愛犬も同じように喜びます。

あなたが苦しい時は、心配そうに寄り添ってくれます。

一緒に暮らしていた時と、何ら変わりはありません。

 

 

だから安心してください。

あなたとあなたの愛する子は、これからもずっと一緒に人生を歩んでいくのです。

このコラムを書いた人

フリーランスカウンセラー:「K」


病院での臨床経験は約20年。

自身も重度のうつで3年間寝たきり生活を経験。
現在はフリーのカウンセラーとして活動中。


幼い頃から犬と一緒に暮らす愛犬家です。



ペットロスで苦しい想いをしている方へ

ペットを喪った悲しみはなかなか消えることがありません。

私や私の家族も、大切な愛犬を亡くす度に苦しい想いをしてきました。

ですが辛い気持ちを誰かに話したり、本を読むことで少しばかり気が楽になることもあります。

気持ちを軽くしてくれた本

 

寂しさや悲しさをどうすればいいのかわからず困っている、辛い気持ちを誰かに伝えたいという方は記事下のコメント欄に書き込んでください。

 

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