ペットロス

新しい犬を飼ったら死んだ愛犬は怒りますか?悲しみますか?

 

血は繋がっていなくても、犬は私たちの大切な子供です。

数多くの犬達の中から、その子に出逢えたのは奇跡。

沢山の愛情を注ぎ、そして沢山の愛を与えてもらえたことでしょう。

どんなに大切に育てても、一生懸命お世話しても、天から与えられた時間には限りがあります。

どの子にもお別れは必ずやってくるのです。

 

絆が深ければ深いほど、お別れは辛く苦しくなります。

ペットロスになるほどの深い傷を負ってしまうこともあります。

それでも人は立ち直ることができるのです。

長い時間がかかったとしても、あなたは立ち上がることができます。

 

その過程で「やはりもう一度犬を飼いたい」と思うかもしれません。

そして同時に「新しい犬を迎えたら、亡くなった犬が怒るのではないか?悲しむのではないか?」と、心配になるでしょう。

でもその心配は無用です。

もちろん新しい犬を迎えて大丈夫です。

天国に旅立った子がそれを恨んだり、焼きもちをやいたりすることはありません。

むしろ、辛い経験を乗り越えて、再び前を向いて力強く歩きだそうとする姿を見て安心します。

喜んであなたを応援してくれますよ。

 

あなたの年齢や生活環境を考えた上で、可能なら是非新しい犬を迎えてくださいね。

 

ただし新しい子を迎えてはいけない時もあります。

 

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新しい犬を迎えてはいけない人

ではどういう場合がダメなのか?

 

それはあなたが犬に依存している状態の時です。

 

あなたの寂しさや心の穴を埋める、ただそれだけの理由で新しい子を迎えたいのなら絶対にやめてください。

 

犬は私たちの心を癒してくれる存在というのは間違いありません。

悩んだり落ち込んだりした時でも犬が側にいてくれるだけで救われることもあります。

 

ですが犬をペットとして飼う行為にはもっと重要な意味があります。

一番はじめに「血は繋がっていなくても、犬は私たちの大切な子供です。」と言いました。

私たちには犬の里親としての役目があります。

ただご飯をあげたり、散歩させたりするだけではありません。

一番大事な役目は無償の愛情を注いで、犬達に「安心感」「幸福感」「愛情」という感情を教えてあげることです。

犬達に優しさや愛がどういうものなのかを感じさせてあげる。

そうして犬達の魂を健やかに育ててあげることが重要なのです。

 

「寂しさを紛らわしてくれるペットが欲しいから…」

「犬がいないとこの先生きていけないから…」

 

犬たちから愛されること、癒してもらうことだけを望んでいるなら、里親としての役割を果たすことはできません。

そのような気持ちが強い状態ではまだ新しい子を迎えるべきではないのです。

一つの命を責任を持って預かるには環境だけでなく、精神的にも余裕が必要です。

慌てなくても大丈夫です。

気持ちにゆとりが出来るのを待ちましょう。

犬は私たちに癒し、喜び、楽しみ、そして愛を与えてくれます。

辛い時、落ち込んでいる時、そっと寄り添ってくれる。

犬がいるから頑張れる。

犬と過ごす時間は飼い主に最高の幸福をもたらしてくれます。

でもそれは無償の愛情を注ぎ、犬の魂を育ててあげた結果です。

私たちと犬たちは愛し愛される関係でなければなりません。

ただひたすら、見返りを求めず愛でる。

無条件にかわいがる心の準備ができたなら、是非新しい子を迎えてあげましょう。

 



あなたは犬と共に成長する人生を選んで生まれてきた

私たちはこの世界に生まれてくる時、自分がどんな人生を歩むかを決めています。

その記憶は生まれてくる瞬間に消えてしまうのですが、本能では覚えているのです。

犬と暮らすことが自然に思える人もいれば、犬と触れ合うことがない、ましてや犬を飼うなど考えたこともない人もいます。

これを読んでいるあなたは、犬を人間と同様に愛し、絆を深めることができますよね。

でもみんながみんな、そのようにできるわけではありません。

小さな頃から犬が好きだった人もいるし、大人になって初めて犬を飼いたくなったとい人もいると思います。

きっかけも出会いも様々。

ですが、犬と心を通じることができる人は、生まれてくる時にその能力を選択したのです。

犬に愛情を注ぎ、喜びや楽しさという感情を教えてあげる。

優しさとは何か?信頼とは何か?

愛とは何かを教えてあげる。

そうして犬の魂を健やかに育ててあげることで、あなた自身の魂も成長する。

そうです、あなたは犬と共に学び、魂を成長させる人生を選んで生まれてきたのです。

どのような形でお迎えするかは関係ありません。

保護犬であろうが、ペットショップで売られていた子であろうが、迷い犬であろうが、みんなかけがえのない命。

沢山の犬たちの中から、その子に出会えるのは奇跡です。

お迎えの形にこだわる必要はありません。

その奇跡に感謝し、一つの大切な命を預かる。

ただひたすら無条件に愛情を注ぎ、魂を育ててあげる。

犬の魂を健やかに育ててあげることで、あなたも沢山の学びを得て、豊かな時間を過ごすことができます。

そうして犬が天寿を全うしたら、魂のふるさとに見送ってあげる。

天国、あるいは虹の橋と呼ぶ人もいます。

呼び方は人それぞれ、こだわる必要はなく、この世での生活を終えた魂が還る場所。

別れは悲しくて辛いですが、元々のふるさとに戻るわけですので、決して悲観することはないのです。

そこまで見送ってあげるのが人間の務めです。

あはたはその使命を選択して生まれてきた。

心の底から「犬を育てたい」と思うのなら、

年齢や生活環境、そして心の余裕を考えた上で、可能なら新しい犬を迎えてあげましょう。

大丈夫です。

天国の愛犬はやきもちを焼いたり、怒ったりしません。

安心して新たな犬の里親になってくださいね。



犬に注いだ無償の愛は幸福として返ってくる

この世界では、

人の感情や言葉、そして行動は良い事でも悪いことでも同じ分だけ返ってきます。

それは「因果の法則」や「因果応報」と言われたりします。

 

他人の悪口を言えば、どこかで自分の悪口を言われる。

他人に親切にすれば、巡り巡って自分も親切にしてもらえる。

 

誰かが見ていても見ていなくても関係はありません。

「お天道様が見ているよ」

ほかの人間が見ていなくても、太陽はきちんと見ている、

だからどんな時でも悪事を働いてはいけない。

という意味で使われますが、悪いことだけではありません。

良い行いも必ず見ていてくれます。

 

犬を飼い、無償の愛情を注ぎ、大切に育てる。

そして天寿を全うしたら魂のふるさとに還してあげる。

この行いは功徳であり、自分自身の魂を高めるとともに、幸福という形であなたに戻ってきます。

 

ですが、こんな堅苦しい話など気にしなくて構いません。

 

その子に出会えた奇跡に感謝し、ただひたすら何の見返りを求めず愛して下さい。

そうすれば犬はあなたに至福の時間を与えてくれます。

一緒に仲良く学び合う時間を愉しんで下さい。

 

 

このコラムを書いた人

フリーランスカウンセラー:「K」

病院での臨床経験は約20年。
自身も重度のうつで3年間寝たきり生活を経験。
現在はフリーのカウンセラーとして活動中。


幼い頃から犬と一緒に暮らす愛犬家です。

 

 

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